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2019 Fiscal Year Annual Research Report

Analysis of abnormal endocytosis induced by mutant p53

Research Project

Project/Area Number 17K11859
Research InstitutionKanagawa Dental College

Principal Investigator

鈴木 健司  神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 講師 (80350536)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小澤 重幸  神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 講師 (40434394)
小林 優  神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 教授 (00162024)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywordsp53 / GPRC5b
Outline of Annual Research Achievements

2019年度、我々は、p53の癌細胞に対する増悪化メカニズムに、細胞のエネルギーセンサーであるGPRC5bが関与するのではないかと考えて研究を行った。GPRC5bは、脂質ラフトに存在する受容体で、糖尿病の原因遺伝子とも考えられている。正常細胞においてGPRC5bは、細胞のインスリン抵抗性に関与することなど糖代謝に関与することが解明されていたが、GPRC5bが細胞に及ぼす代謝メカニズムについては明らかとなっていない。これまでに申請者らは、GPRC5bを癌細胞に強制発現させると、糖不含培地でその癌細胞を培養しても、細胞死を引き起こしにくい結果を得ていた。そこで、GPRC5bの代謝に関与するメカニズムを、GPRC5b強制発現細胞のそのMOCK細胞を用意し、通常の培地および糖不含培地で培養後、その細胞をサンプルにメタボローム解析 (委託サービスを利用) にて網羅的に解析を行った。結果として、通常培地では、GPRC5b強制発現細胞とMOCK細胞での代謝の変化は認められなかったものの、糖不含培地においては、GPRC5b強制発現細胞において、脂肪酸やポリケチドの合成に重要な役割を果たすマロニル補酵素Aの代謝が抑制されている結果を得た。また、このマロニル補酵素Aは細胞内で蓄積すると、アポトーシスを誘導することが知られている。本研究結果より、GPRC5bの癌細胞に対する機能として、低栄養環境下に癌細胞がおかれると、GPRC5bが活性化し、マロニルCoAの代謝を抑制することによって、低栄養による癌細胞のアポトーシスを回避することが示唆された。

  • Research Products

    (1 results)

All 2019

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] エネルギーセンサーGPRC5Bは頭頸部扁平上皮癌細胞の無糖培養下での細胞死を抑制する2019

    • Author(s)
      金森慶亮,小澤重幸,生駒丈晴,鈴木健司,岩渕博史,小林優
    • Organizer
      第64回日本口腔外科学会総会・学術大会

URL: 

Published: 2021-01-27  

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