2019 Fiscal Year Annual Research Report
Relative elucidation of lips dysrhaphic state by the establishment of the new rating system of chewing, the deglutition function and the abnormal oral cavity function
Project/Area Number |
17K11964
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
武元 嘉彦 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (70452943)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩崎 智憲 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 准教授 (10264433)
山崎 要一 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 教授 (30200645)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 咀嚼 / 嚥下 / 口唇閉鎖不全 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、様々な原因による口唇閉鎖不全のために「咀嚼して嚥下する」という一連の口腔機能の発達に支障をきたしている子どもが増えている。また、食育の観点から小児期では口腔機能の発達状況に応じた支援が推奨されている。そこで、モーションキャプチャシステムを用いて、咀嚼から嚥下までの口腔機能を客観的に評価し、口唇閉鎖不全から誘発される異常な咀嚼・嚥下動態の関連性を探ることが本研究の目的である。研究成果を通して、「上手に食べる」ための正常な口腔機能の獲得に向かって子どもたちを導くことは、老年期の口腔機能維持にも繋がり、ライフステージ全般のQOL向上と年々増加する医療費の削減に貢献するものと期待される。 また、嚥下動作は頭頚部関連器官の複合的な協調運動であるため、数値化した客観的な機能評価は困難である。また、正常な嚥下動作の発達や維持の支援は患者のQOLを向上し、健康寿命の延伸につながる。よって、ライフステージ全般に適応可能な嚥下協調動態の客観的評価法が求められる。今回、この協調動態の簡便な評価法を確立するために、健常成人を対象に嚥下時の口唇運動、喉頭運動と嚥下音を同時評価した。 その結果、一口量の増加により、口角間距離変化量は有意に大きく、口唇一音時間と口唇一喉頭時間は有意に短くなった。このことから、一口量の増加によって口腔顔面軟組織の協調性が必要になり、口唇の動きを大きくして各器官の作用のタイミングが短縮したものと推察された。口唇一音時間と口唇一喉頭時間の間に強い相関が認められたので、甲状軟骨の安静位レベルの左右間距離変化が嚥下時の喉頭運動の有効な評価法であることが示唆された。
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Research Products
(1 results)