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2019 Fiscal Year Annual Research Report

Objective measure of fatigue in night-shift nurses

Research Project

Project/Area Number 17K12154
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

李 範爽  群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (50455953)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 青木 恭太  宇都宮大学, 工学部, 客員教授 (00125808)
神田 清子  群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (40134291)
小池 洋子  高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 教授 (20824692)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords脳活動量計測装置 / 夜勤疲労 / 携帯型活動量計 / 職場内葛藤関係
Outline of Annual Research Achievements

2019年度の目標は、2年間の成果をもとに疲労を反映する指標としての脳活動量計の有用性に関する学術的意義を考察すること、勤務疲労に影響を及ぼしうる新たな因子を検討することであった。
疲労を反映する指標として脳活動量計の有用性に関する学術的意義については、概ね肯定的な結果が得られたと考える。本研究で評価指標として用いられたのは視覚刺激と運動との一致度を示すNSM(Non-smoothness measure)であった。具体的には前腕の回内外運動(手の平の上下回転)が繰り返し映し出されるパソコンの画面をみながら、その運動を真似る内容である。機器装着を必要とせず、1分程度の短い時間で計測できるため医療機関などで容易に計測できる。その結果、夜勤終了後に利き手のNSMが上昇し、勤務疲労が利き手の協調性に負の影響を及ぼしたことが示唆された。利き手は操作機能を担い、勤務中の多くの医療行為が行われる上肢である。疲労が利き手の操作機能を低下させたことを客観的に評価できたことは本研究の新たな知見であり、学術的意義も大きいと考える。
勤務疲労に影響を及ぼしうる新たな因子の検討については、評価指標に関する検討が終了した段階である。具体的には、職場内葛藤関係を評価する指標として世界的に知られている「modified Intragroup Conflict scale」を、開発者であるDr. Karen A Jane氏の承諾を得て、日本版に翻訳、信頼性・妥当性の検討を行った。その結果、原版とは異なる因子が抽出されたものの、多職種連携に対する態度と職場内葛藤関係に関連性があることが明らかになった。今後「日本語版modified Intragroup Conflict scale」と脳活動量・携帯型活動量計の同時計測を行うことで、職場内葛藤関係と勤務疲労を明らかにし、更に職場内葛藤関係軽減に有用な取り組みを明らかにすることができると考える。

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Published: 2021-01-27  

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