2017 Fiscal Year Research-status Report
父親への育児支援情報を多角的に発信するサービスシステムの普及に関する研究
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17K12328
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Research Institution | Takarazuka University |
Principal Investigator |
上山 直美 宝塚大学, 看護学部, 准教授 (00449886)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 祐子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学系), 准教授 (10535800)
子安 恵子 関西看護医療大学, 看護学部, 准教授 (80405365)
中馬 成子 奈良学園大学, 保健医療学部, 教授 (80253920)
堀 陽子 宝塚大学, 看護学部, 助教 (40751459)
丸上 輝剛 奈良学園大学, 保健医療学部, 助教 (40760012)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 育児期 / 父親 / 未就学児 / 教育プログラム / ウェブサイト / 育児情報 / サービスシステム / 仲間つくり |
Outline of Annual Research Achievements |
未就学児の父親への教育プログラムを提供、およびウェブサイト上から育児情報を発信するサービスシステムを普及、発展させるために、①未就学児の父親に対して、地域に根差した教育プログラムを実践し、育児知識や世話技術を提供するとともに教育プログラムの検証を行う。②ウェブサイトから育児期の父親に有益で利用しやすい情報の配信を行い、ウェブサイト自体の量と質を増やし充実させ、普及させる。③父親同士の仲間つくりの場、父親同士のネットワークを広げることを目標にしている。 平成29年度は、月1回定期開催【全6回】、フォローアップセミナーの1回を1クールとして行う0歳児の父親を対象とした教育プログラムの実践をフォローアップを除き、6回実践している。教育プログラムの開催は、これまで3年間、同一地域で実施しており、地域の子育て支援関連団体と開催場所の選定、参加者の募集方法や開催時期について、地域に根差したものになるように意見交換を行っている。また、参加した父親とその妻(母)及び対照群父母への質問紙調査を2回実施している。それらのこれまでに収集した質問紙調査からのデータは現在分析中である。 ウェブサイト“お父さんの育児応援!”の運営に於いて、「今日の育児情報」、「育児相談Q and A」、「父親育児サークルの活動紹介」などのコンテンツを新たに開設した。併せて、父親向け教育プログラムの内容に伴った育児情報の提供も行っている。ウェブサイト普及の補助ツールとして、Face book、Twitterとウェブサイトとのリンクを貼り、教育プログラムとウェブサイトでの情報提供が循環するようなサービスシステムの普及を目指している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
教育プログラムの検証が遅れている、理由として1クールの教育プログラムの参加者がそれほど多くないことから複数クールのプログラムの参加者のデータを利用する必要があり、時間を要している。 ウェブサイトから育児期の父親への情報の配信について、配信量にムラがあるため、配信予定を計画し配信量をある程度、一定にする必要がある。
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Strategy for Future Research Activity |
教育プログラムの検証について、スケジュールを組み直し出来るだけ早急に分析を行う。共同研究者にその旨の周知を行う。 ウェブサイトから育児期の父親への情報の配信について、配信情報の内容や量について計画的に行うために、共同研究者とのミーティングを増やし、新たなアイデアを提案し合うことも含め、研究者内での意思疎通と目的意識と達成意識を高める。
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Causes of Carryover |
成果発表における海外学会発表の機会が得られなかったことで、学会に関する旅費に余りが生じた。この余剰については、次年度の成果発表の旅費として計上したいと考える。
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Research Products
(3 results)