2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of selfcare-assessment tool promoting physical and mental birth preparation in pregnant women
Project/Area Number |
17K12351
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
大嶺 ふじ子 琉球大学, 医学部, 非常勤講師 (40295308)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
豊里 竹彦 琉球大学, 医学部, 教授 (40452958)
玉城 陽子 琉球大学, 医学部, 助教 (70347144)
遠藤 由美子 琉球大学, 医学部, 准教授 (90282201)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 妊娠期セルフケア / パイロットスタディ / 尺度妥当性検証 / 尺度信頼性検証 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、妊娠期女性の心身の出産準備状態を良好に支援する助産ケアの実施を目標とする助産師とそのケアのもと出産した褥婦双方から収集した質的データの分析結果から、妊娠期女性のセルフケア促進のアセスメントツール開発である。質的データ分析と助産学分野の研究者および臨床助産師のスーパーバイズより、質問内容の妥当性、質問表現の適切性および質問項目数の適切性について修正・削除を行い、アセスメントツール32項目原案を作成し、妊婦30人に対するパイロットスタディおよび尺度開発のための本調査を実施した。本研究は、琉球大学人を対象とする医学系研究倫理審査委員会より承認を受けた(No1650)。パイロットスタディにて表面妥当性の検討、天井効果やフロア効果を示した8項目のうち、歪度・尖度が極端の値であった2項目を削除、30項目とし、Cronbachのα係数は0.906を認めた。尺度30項目による本調査は、2020年6月1日~2021年4月31日、研究協力施設に通院している18歳以上、かつ妊娠経過が正常である妊娠36週以降の453名の妊婦を対象に実施した。セルフケア実施に影響する合併症等を有している者は除外した383名を分析対象とした。尺度30項目の項目分析により、床効果およびI-T相関で0.3以下を認めた4項目を削除、探索的因子分析の過程で因子不可量0.4以下であった3項目を削除し、3因子23項目を抽出し、尺度全体および各因子のCronbachのα係数と折半法を算出した。尺度全体で.916,第1因子(出産・産後に向けた心理社会的因子:12項目)では.913、第2因子(母児を育む栄養因子:5項目)では.823、第3因子(出産・産後に向けた身体的因子:6項目).767となった。折半法では,強い有意な正の相関(r=.96)が認められた。最終的に3因子23項目の尺度をアセスメントツールとした。
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