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2018 Fiscal Year Research-status Report

生体肝移植を受けた子どものレジリエンスを高める看護実践ガイドラインの開発

Research Project

Project/Area Number 17K12366
Research InstitutionUniversity of Kochi

Principal Investigator

田之頭 恵里  高知県立大学, 看護学部, 助教 (90758905)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高谷 恭子  高知県立大学, 看護学部, 講師 (40508587)
中野 綾美  高知県立大学, 看護学部, 教授 (90172361)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords生体肝移植 / レジリエンス
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、学童期・思春期に生体肝移植を受けた子どものレジリエンスを高める看護実践ガイドラインを開発し評価することである。平成30年度は、①学童期に生体肝移植を受けた子どものレジリエンスの構造を明らかにすること、②学童期・思春期に生体肝移植を受けた子どものレジリエンスのプロセスで発揮される力に沿った『支援が必要な状況と支援内容』を抽出し、ガイドラインの枠組みを作成することを目標とした。
学童期・思春期に生体肝移植を受けた子どもへの看護実践において、支援が必要な状況と支援内容を抽出するにあたり、生体肝移植にまつわる身体面、心理・精神面、社会面に対する子ども自身の捉えや自己概念の変化、これまでの発達課題への取り組みなどが、移植後の発達課題への取り組みならびに、移植後の長期的な療養生活とセルフケアを含めた生活調整への取り組みに大きく影響する。また、本研究では、生体肝移植を受けた子どもの体験や生活について、子どもの視点から身体的・心理的・社会的課題を明らかにし、ガイドラインを開発していくため、本研究者の先行研究や先行文献をもとに、移植をうけた子どもが、発達課題に取り組みながら移植後も主体的に生きることを支援するための看護実践について検討を行った。
これらの結果を踏まえ、今後、学童期に生体肝移植を受けた子どもへの本調査とともに、思春期に生体肝移植を受けた子どものレジリエンスのプロセスで発揮される力に沿った『支援が必要な状況と支援内容」を抽出し、その結果をふまえて、子どもの臓器移植看護の経験がある看護師や小児看護専門看護師、小児看護の専門家から意見を聴き、ガイドラインの枠組み作成と妥当性の検討を行っていく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

研究協力施設および研究協力者へのアクセスが難航しており、本調査が遅れている状況にある。学童期に生体肝移植を受けた子どもへのインタビュー調査にむけて、アクセスのための手続きを引き続き行っていく。また、計画を見直し、思春期に生体肝移植を受けた子どものレジリエンスのプロセスで発揮される力に沿った『支援が必要な状況と支援内容』を抽出し、ガイドラインの枠組み作成ならびに妥当性の検討を行っていく。

Strategy for Future Research Activity

学童期に生体肝移植を受けた子どもへのインタビュー調査について、生体肝移植を受けた子どものフォローアップを行っている病院ならびに患者会に対して、引き続き研究依頼を行う。また、研究協力者へのアクセスについて、移植コーディネーターや子どもの臓器移植看護の経験がある看護師、小児外科医や移植医からも意見を聴き、インタビュー調査が行えるように進めていく。研究協力者へのアクセスと並行して、ガイドラインの枠組みならびに妥当性の検討に向けて、子どもの臓器移植看護の経験がある看護師へのヒアリングを行い、個別インタビューについても手続きを進めていく。

Causes of Carryover

本年度計画していた研究協力施設および研究協力者への研究依頼や、本調査が実施に至らなかったため、当初の計画よりも旅費の支出が少なくなり次年度使用額が生じた。
1.新たな研究協力施設や患者会、移植コーディネーターへの研究依頼や、本調査実施時に必要となる旅費が増額する見込みである。
2.目標2の本調査を実施するにあたり、研究協力者(看護師)への謝金等の使用が生じる。

URL: 

Published: 2019-12-27  

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