2021 Fiscal Year Research-status Report
新人訪問看護師への新人教育と職務継続との関連に関する縦断的研究
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17K12493
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
森 陽子 横浜市立大学, 医学研究科, 共同研究員 (20739180)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深堀 浩樹 慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 教授 (30381916)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 看護管理 / 訪問看護事業所 / 就業継続 / 職務満足度 / 訪問看護実践環境 / 教育的支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、地域包括ケアの推進の要となる訪問看護人材の確保・育成・定着を促進させるために、訪問看護事業所での就業継続を可能とする予測因子とその関連要因を明らかにすることである。 本年度は、①訪問看護師の職務満足度尺度日本語版の開発のために2020年度に行った郵送調査のデータ分析、結果の解釈を行い論文執筆を終えた。英文誌に7月に投稿を行ったが不採択であったため、必要な加筆、修正を行い、再度英文誌に投稿中である。現在、査読の結果待ちの状態である。 ②訪問看護事業所における新人訪問看護師への教育的支援測定尺度の開発と検討のために、所属組織の医学部倫理審査委員会の倫理審査の受審が完了し、修士以上の学位を有し、訪問看護領域での実務経験のあるエキスパート5名にプレテストを実施した。プレテストで得たデータを基に尺度項目の精練を行い、調査票の質問項目全体を見直し、再度、医学部倫理審査委員会の内容変更申請を受審した。承認が得られた後に、全国の訪問看護事業所の内、全国訪問看護事業協会の正会員であり、所在地住所が公開されている事業所2700か所に調査票を郵送した。さらに、300か所の訪問看護事業所には、再テスト法の実施のために、1セット当たり2通の調査票を封入し、郵送した。今年度の夏以降にデータ分析を開始する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は、前々年度に実施した郵送調査の結果を論文化し英文誌への投稿を行った。また、本年度実施したエキスパートパネルへのプレテストにおいて得られたデータの分析、尺度項目の精練と調査票全体の内容の修正を行い、予定通り、全国の訪問看護事業所を対象とした郵送調査を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度となる2022年度は、訪問看護事業所における新人訪問看護師への教育的支援測定尺度の開発と検討のために、夏頃までにデータ分析と分析結果の解釈を行い、その後論文執筆を行う。秋以降に英文誌に論文投稿を行う予定である。
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Causes of Carryover |
2021年度はCovid-19の感染拡大のため、所属大学の医学部倫理審査委員会での内容変更申請の承認を受けるまでに時間を要し、全国の訪問看護事業所を対象とした郵送調査の実施時期が予定より遅れた。2022年度に必要経費を執行する予定である。
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