2022 Fiscal Year Research-status Report
在日コリアン高齢者と韓国人高齢者の抑うつ関連要因の検討
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17K12523
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
伊藤 尚子 京都府立医科大学, 医学部, 准教授 (80456681)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木下 康仁 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 特命教授 (30257159)
金 永子 四国学院大学, 社会福祉学部, 教授 (50161550) [Withdrawn]
文 鐘聲 畿央大学, 健康科学部, 准教授 (50460960)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | エスニシティ / 在日コリアン高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
在日コリアン第1世代は幼少期に渡日した後、長期的に日本で定住し高齢者となったことで、親世代から受けた家庭での文化資本は、韓国人高齢者と類似する。しかしながら、日本での定住したことで、生活環境が異なる。そのため、朝鮮半島で高齢者になったケースと、幼少期に渡日し高齢者となったケースを、比較することが人の移動に伴う健康問題の把握につながる。 2022年は前半は感染状況がまだ不安定であった。後半より少しずつ改善に向かっているが、調査環境は万全とは言えない。感染状況が落ち着かない中でも、国内調査はエスニック・グループの定例会議への参加や、通所介護施設への参与観察を感染の状況を見ながら継続している。本年はフィールドワークで取集したデータを分析し、その成果を 第25回 在日コリアン高齢者生活支援ネットワーク・ハナ研修会及び、第48回日本保健医療社会学会大会で報告した。それらの調査結果から、同じエスニシティを背景に持つ介護者とかかわりが、精神的な健康にも関連している可能性があることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
感染症の世界的な蔓延の影響で、海外での調査は延期された。国内調査も対象者が高齢者であることから感染予防に注意して対応する必要性があった。基礎疾患を多く持つ高齢者も多いことから感染者が減少してきた時期でも安全とは言えない。そのため、調査対象者の安全保持のため計画は予定通り進まず、全体的な計画が変更されることとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
COVID-19の感染状況を注意深く確認しながら、調査方法を再考していく。家族、介護者へ協力を求めていくことを検討しつつ、安全で安楽な調査方法を合わせて検討していく。
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Causes of Carryover |
感染症流行のためが海外調査が延期された。そのため海外調査に関する費用として計上した予算が次年度に繰り越されることとなった。
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Research Products
(2 results)