2020 Fiscal Year Annual Research Report
Qualitative Comparative Analysis on the Indigenous Autonomy Institutionalization factors in the Latin America
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17K13678
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
舟木 律子 中央大学, 商学部, 准教授 (20580054)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ラテンアメリカ / 先住民自治 / 自治制度 / 質的比較分析 / 制度運用 / 土地権 |
Outline of Annual Research Achievements |
所属先より在外研究期間を取得した前年度に続き、本度は国際共同研究加速基金の課題に取り組むため、カナダ・ヨーク大学ラテンアメリカ・カリブ研究センターに拠点を置いて研究した。コロナ禍の影響を受け、同研究センターでの対面での学術交流は叶わなかったが、同大のゴンサレス准教授と引き続き密に連絡を取り合い、本課題で取り組んできた先住民自治の制度化に関して、論文をまとめることができた。まとめた論文は、本課題をさらに発展させるための先住民自治に関する国際共同研究加速基金の研究課題に取り組む共同研究者による査読を受け、査読コメントへの修正作業を進めることができた。これと同時に、報告者自身もこの国際共同研究プロジェクトのコーディネータの一人として、研究協力者らの研究論文の草稿8本の査読を担当し、先住民自治に関する最新の研究成果の完成度をさらに高めることに貢献するとともに、そこから貴重な情報を得ることができた。 その後、共同研究に参加するほぼ全ての論文が2回の査読と修正作業を完了した2020年11月からは、共同研究のコーディネータ5名で書籍の序章を執筆した。 2020年11月5日には、出版予定の研究成果について情報提供および意見交換をする目的で、米州人権委員会副委員長アントニア・ウレホラ氏、先住民問題国際NGO(IWGIA)と、報告者を含む国際共同研究コーディネータ5名、研究協力者7名を招いてのオンライン研究会を実施し、貴重なフィードバックを得られた。また2020年11月20日には、同じ共同研究の共同研究者・研究協力者合わせて27名で、オンライン研究会を実施した。研究会ではそれぞれの研究者の研究成果についての概要報告と、それらの研究をまとめた書籍の序章の草稿に関しての意見交換があり、これを元に序章の修正作業を進めた。その後2ヶ月は、最終的な校正作業を行い、最終的に書籍は2021年4月に出版した。
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Research Products
(12 results)