2022 Fiscal Year Annual Research Report
A study focused on the effectiveness of functional impressions
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17K17173
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
松田 岳 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (50779965)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 全部床義歯 / 機能印象 / デジタルデンティストリー |
Outline of Annual Research Achievements |
義歯を製作するための印象方法は術者によりさまざま存在する。一般的な方法として、個人トレーを用いて術者が加圧して採得することが一般的な方法であるが、患者自身の咬み合わせの力を利用して採得する方法もある。咬合圧印象と言われるこの方法は、患者自身の咬合力を利用して印象採得した方が、機能時の顎堤の状態を正しく表現しているという考え方に基づいている。その有効性にも関わらず、両者の違いについて患者満足度や術者の評価を研究した報告はほとんど認められない。本研究は、研究代表者が考案した咬合圧印象採得を行うシステムを利用して、デジタルデータ化した研究用模型からデジタル技術を用いて、咬合圧印象用トレーを設計・製作する。そのトレーを用いて印象採得する方法と一般的に行われている研究用模型から個人トレーを製作し、精密印象採得する方法との違いを明らかにするため、患者評価、術者評価を行うことで両印象方法による有効性の違いの有無を明らかにすることを目的としている。本年度は、前年度に設計した咬合圧印象用トレーと構築した製作システムを用いて、研究計画に従って全部床義歯を製作し、製作した義歯に関する評価を行った。得られた結果から咬合圧印象により制作した義歯の方が、患者評価、術者評価ともに高くなり有効である可能性が示唆された。本研究手法による結果の解析を進め、日本補綴歯科学会などの補綴系の学会で発表や論文投稿を予定している。
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