2020 Fiscal Year Research-status Report
希望を育てる学校教育の検討―教師・子どもの評価行動に着目して
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17K18206
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Research Institution | Teikyo University of Science & Technology |
Principal Investigator |
鳥越 ゆい子 帝京科学大学, 教育人間科学部, 准教授 (60550267)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 希望 / 学級内の相互作用 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでの調査において得たデータを分析・整理し、執筆する作業に着手することができた。 具体的には、3つある。1つは、教室内の教師・子どもによる評価行動の抽出と子どもへの影響に関するものである。ゴフマンの相互作用論を用いた学校研究をヒントに、執筆をはじめている。2つめは、子どもが能動的に学習するための仕掛けに関するものである。昨年度に、おこなったエドビジョン型PBL実践校への現地調査の結果をまとめはじめている。これに加えて、日本の若者の希望の抱き方とその要因に関しての結果を整理した。
以上をさらに、まとめながら、本研究の目的である、子どもの希望を損なわずに育てる学校の教育方法について、検討を深めていきたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の拡大により、予定していた調査をおこなうことはできなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルス感染症の感染拡大が完全におさまるのはもう少し先であることが予想される。 そこで、研究方法を変更し、オンライン調査など対面せずに実施できる調査のかたちで、引き続き検討をおこなっていく。 また、これまでのデータの分析を進め、発表をする作業に注力したい。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の拡大により、海外・国内の現地調査や学会参加が実施できなかったため。 今年度は、調査方法を再検討し、オンライン調査など対面でなくとも収集できるデータを得ることに切り替える。
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