2021 Fiscal Year Annual Research Report
On the Use of Academic Debate as a Method of Argumentation Education in Law
Project/Area Number |
17K18541
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
角松 生史 神戸大学, 法学研究科, 教授 (90242049)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青沼 智 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (50306411)
久保 健治 九州大学, 言語文化研究院, 学術研究者 (90818361)
曽野 裕夫 北海道大学, 法学研究科, 教授 (60272936)
蓮見 二郎 九州大学, 法学研究院, 教授 (40532437)
八田 卓也 神戸大学, 法学研究科, 教授 (40272413)
師岡 淳也 立教大学, 異文化コミュニケーション学部, 教授 (50409918)
矢野 善郎 中央大学, 文学部, 教授 (70282548)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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Keywords | ディベート / 法学教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、法学教育に期待される「政策形成・制度設計」「紛争解決」能力を育成するための「議論教育」の一つの技法として、政策論題に関するアカデミック・ディベートを用いた教育手法の開発をめざす。その際、アカデミック・ディベートの有する(1) evidence-basedな議論(2) 肯定側・否定側の二元的対立を前提とし、さらに両者をswitch-sideする構造(3)アクティブ・ラーニングとしての特性という3つの特徴に注目する。 本年度は、2020年度に議論学国際会議で報告した「法律事例ディベート」に関する論文を公表した(角松生史/尾下悠希/曽野 裕夫/八田卓也「法律事例ディベートの実験-最高裁判例を素材に」ディベート教育国際研究会論集第3巻2-34頁)。同論文は、法的議論の構造を確認した上で、(1)通常の政策ディベートのフォーマットや審判方法に可能な限り依拠した上で、(2)アカデミック・ディベートの経験と法律の専門知識を共に有する学生等による試合を実験的に行い、このような教育手法を法的議論能力の習得にどのように生かしうるか、検討したものである。この成果は、研究代表者の勤務校の授業でも活用されている。
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Research Products
(18 results)
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[Book] 民法Ⅳ契約2021
Author(s)
曽野裕夫/松井和彦/丸山絵美子
Total Pages
446
Publisher
有斐閣
ISBN
978-4-641-17905-9