2020 Fiscal Year Research-status Report
Concept Analysis of Freedom Using Popular Songs as Text
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17K18548
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
河野 勝 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (70306489)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷澤 正嗣 早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (20267454)
西川 賢 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (10567390)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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Keywords | 政治理論 / 自由 / テキスト分析 / ポピュラー音楽 / 北米 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、北米で親しまれているポピュラー音楽の中で、自由がどのように実現されてきたかを分析することを通して、この概念が一般の人々の日常の生活の中でどのように受容され発展してきたかを実証的に跡付けることである。本研究の計画のうち、データセット構築は昨年度の半ばまでで完成したので、昨年度後半からはテキスト分析の手法を用いてデータを様々な角度から分析することを始め、今年度は、その作業を引き続いて行った。具体的には、歌詞の中でのfreeおよびfreedomという言葉の表出パターンを1)一般的なシソーラス辞典に照らして分析すること、2)心理学者たちの間で利用されているテキスト分析用のソフトであるLIWC(Linguistic Inquiry and Word Count)に照らして分析すること、を引き続き行った。昨年度に、国際学会で報告した論文を改定する作業を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究を進める中、データ構築上でマニュアル操作に頼らなければならない問題が発生し、昨年度においてはやや遅れているとの進捗状況を報告したが、今年度はその遅れを取り戻し、完成したデータセットを用いて様々な角度から分析を進めることができた。また、昨年度国際学会で発表した論文の改定作業も、英語のチェックを含めて進めることができた。ただし、コロナ禍という状況が発生して、当初模索していた学会や研究会への参加を断念せざるを得なかった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究を推進する方向性としては、成果発信に重点をおいて行う。コロナ状況にかんがみ、そうした中でもオンラインで開かれる学会や研究会への参加を目指すほか、そうした報告や発表の段階をふまずに直接ジャーナルへ投稿することも検討する。
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Causes of Carryover |
コロナウィルスの感染拡大にともない、当初昨年度に予定していた海外出張を、今年度も実施することができなかった。この海外出張では、成果を発表しコメントや批判を受けて論文の改定に生かすことを予定していた。今後もコロナ状況が続くことが予想されるので、成果発表のための出張は国内国外を問わず断念し、オンラインで開かれる学会や研究会を精査して、そうした場での発表の機会を模索していきたい。
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