2021 Fiscal Year Annual Research Report
Concept Analysis of Freedom Using Popular Songs as Text
Project/Area Number |
17K18548
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
河野 勝 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (70306489)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷澤 正嗣 早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (20267454)
西川 賢 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (10567390)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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Keywords | 政治理論 / 自由 / テキスト分析 / ポピュラー音楽 / 北米 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、北米で親しまれているポピュラー音楽の中で、自由という概念がどのように実現されてきたかを分析することを通して、この概念が一般の人々の日常の生活の中でどのように受容され発展してきたかを実証的に跡付けることである。本研究の計画のうち、データセット構築は一昨年度に完成したので、今年度は昨年度から引き続いて、テキスト分析の手法を用いてデータを様々な角度から分析する作業を行った。具体的には、歌詞の中でのfreeおよびfreedomという言葉の表出パターンを1)一般的なシソーラス辞典に照らして分析すること、2)心理学者たちの間で利用されているテキスト分析用のソフトであるLIWC(Linguistic Inquiry and Word Count)に照らして分析すること、を引き続き行った。その成果は、すでに国際学会で報告したので、その論文を改定する作業を進めた。残念ながら、これまでのところ、研究計画を立てた時点での狙い通りの明快なパターンを見出すことができずにおり、今年度はその理由を60年代から2000年代初頭に至るまで、各年代ごとの歴史的背景を広く考察することで、理解することに努めた。なお、当初の研究計画に合わせて、事例研究として、北米のいくつかの都市で行ったストリートミュージシャンに対するインタヴュー調査の結果を改めて見直して、そのインタヴューデータを体系的に詳しい検討する作業を行った。
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