2017 Fiscal Year Research-status Report
ヒト末梢血誘導型ミクログリア様細胞を用いた慢性疲労症候群の客観的評価系の確立
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17K19915
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
扇谷 昌宏 九州大学, 医学研究院, 学術研究員 (60636455)
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Project Period (FY) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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Keywords | ミクログリア様細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
慢性疲労症候群とは、原因不明の強い疲労が長期間におよび継続する病気である。未だに原因が不明であり、治療法だけでなく、客観的診断法も確立していないのが現状である。また、線維筋痛症との病態が重複している部分もあり、併発している患者も多い。実臨床においても慢性疲労症候群と線維筋痛症を区別できる専門医は少なく、結論が出せない場合も多い。 本研究の最終的なゴールは慢性疲労症候群の客観的評価系の確立であるが、複雑系疾患のため、患者リクルートに時間を要している。そこで、慢性疲労症候群との関連が深い線維筋痛症も含めた解析も行っている。 我々の解析の結果、患者群でのミクログリア様細胞に健常群と異なる反応を認めた。さらに、種々の臨床マーカーとの相関関係もみられた。 現在、リクルートおよび解析を行い、症例数を重ねている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
複雑系疾患のため、患者リクルートに難航している。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続きリクルートを実施するのと同時に関連性が深く、リクルート可能な線維筋痛症患者での解析も同時に進める。
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Causes of Carryover |
対象患者のリクルートに難航したため。 本研究の目的を達成すべく研究を遂行するために使用する。
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