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2006 Fiscal Year Annual Research Report

異なるリガンド環境におけるTリンパ球応答の分子基盤

Research Project

Project/Area Number 18060031
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

安友 康二  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (30333511)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 九十九 伸一  徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部, 助手 (10346596)
KeywordsNotch / Tリンパ球 / CD4 / 糖鎖
Research Abstract

NotchシグナルはTリンパ球分化にとって必須のシグナル系であることが知られており、Notch分子はfringeによって糖鎖修飾を受けることによって、リガンドとの相互作用が調節されている。我々は、本研究において異なるNotchリガンドおよびNotchの糖鎖修飾がどのようにリンパ球分化を制御しているかについて解析した。Manic、radical、lunatic fringeのいずれも、Tリンパ球前駆細胞に発現していた。しかし、manic、radical fringeはTリンパ球分化に影響を与えている結果は得られなかった。一方、lunatic fringeによるNotchの糖鎖修飾がリガンドであるDelta1との相互作用を増強させ、Tリンパ球分化に必須のシグナルを伝達する必須の細胞外イベントであることを明らかにした。さらに、lunatic fringeの低発現細胞と高発現細胞に発現するNotchが胸腺ストローマ細胞に発現するDelta1を競合し、高発現細胞が選択的にTリンパ球分化シグナルを受け取ることができることを明らかにした。Delta1はTリンパ球分化を誘導することが明らかになっているが、我々はJagged2がNK細胞の分化を誘導することを解明した。これらの結果は、lunatic fringeがT前駆細胞に発現してTリンパ球系譜決定をする必須の分子であり、Notchの糖鎖修飾パターンが獲得免疫系を構築するために重要な生理的役割を担っていることを示している。また、異なるNotchリガンドが同一前駆細胞からのTリンパ球およびNK細胞分化誘導を規定していることが明らかになった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Lunatic fringe controls T cell differentiation through modulating notch signaling2006

    • Author(s)
      九十九伸一
    • Journal Title

      The Journal of Immunology 177

      Pages: 8365-8371

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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