2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18106008
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐藤 源之 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (40178778)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 一徳 東北大学, 東北アジア研究センター, 助手 (60431475)
園田 潤 仙台電波工業高等専門学校, 助手 (30290696)
MAHFOOZ Abdel-Motaleb Hafez Salem 東北大学, 東北アジア研究センター, 教育研究支援者
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Keywords | 地雷探査 / 地中レーダ / GPR / レーダポーラリメトリ / 光電界センサ / バイスタティックレーダ / ボアホールレーダ / GB-SAR |
Research Abstract |
ポーラリメトリ、インターフェロメトリ技術の地雷検知への利用研究の成果を発展させ、レーダ物標認識法の提案、人間社会のセキュリティ確保をめざしたレーダ技術の応用について研究を行った。 (1)国際機関との調整 国際地雷検知器評価機関(ITEP)、欧州標準委員会CENなどと共同で、本研究グループの経験を生かした地雷検知技術評価のめざした技術交流を行い、標準策定作業を進めている。特にGPR装置の評価法はこれまで系統的に検討されたことが無く、GPRの性質に基づく議論を行った。 (2)現地長期実証実験 外務省ODA援助により2006年10から12月にかけてカンボジアで携帯型地雷検知装置ALISの現地長期評価試験を実施した。取得したデータを用いて、自動埋設物検知アルゴリズムの改良を進めている。 (3)バイスタティック小型レーダの開発 光電界センサを利用した送受信アンテナを離して配置するバイスタティックレーダによる地雷検知技術を実験室レベルで実証した。タイムドメインの計測法を用いることで、実用的な速度でデータ取得が可能なことを実証できた。また、同技術は室内で壁面内部の透視レーダとしての性能の基礎評価実験を実施した。 (4)小型インターフェロメトリックボアホールレーダの開発 ポーラリメトリ、インターフェロメトリ技術を利用し、韓国で指向性レーダの現地実験を行った。またレーダポーメトリによる地下き裂キャラクタリゼーション法を提案した。 (5)GB-SAR(地表設置型SAR) GB-SAR装置からの距離による分解能、ポーラリメトリ性能の評価を実験により行った。
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Research Products
(20 results)