2008 Fiscal Year Self-evaluation Report
Ancient Chinese: their Genetic Diversity and Life History
Project/Area Number |
18107007
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (S)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Anthropology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
UEDA Shintaroh The University of Tokyo, 大学院・理学系研究科, 教授 (20143357)
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Project Period (FY) |
2006 – 2010
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Keywords | 分子人類学 / 分子考古学 |
Research Abstract |
2500年前より古い時代の古代中国における人類集団の遺伝的構成は2000年前(漢代)以降と大きく異なっていることを示した、我々自身による研究成果を一段と発展させることを大きな目的とし、(1)"現代ヨーロッパ人類集団と遺伝的に近縁な人類集団"がいつ頃、黄河中下流に移動してきたのかを明らかにすることを目的とした黄河中流の様々な遺跡から出土した古人骨のDNA分析により、中原の古代中国人類集団の遺伝的多様性とその変遷を明らかにする。(2)中原の様々な遺跡から出土した古人骨の病理学的、法医学的な分析により、古代中国の人々の"病や死"を明らかにする。(3)古代中原の遺跡から出土した動植物遺骸のDNA分析をおこなうことにより、古代中国の人々の生活を支えた動植物の様態を明らかにする。以上の解析によって、世界を代表する古代文明の一つである黄河文明を担った人々の遺伝的多様性とその時代的変遷、人々の生活を支えていた動植物、また、人々を取り巻いていた環境を明らかにする。
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