2008 Fiscal Year Annual Research Report
シースルービジョン:監視カメラ映像を活用する歩行者のための視覚支援方式の開発
Project/Area Number |
18200011
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
大田 友一 University of Tsukuba, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (50115804)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
亀田 能成 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (70283637)
北原 格 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 准教授 (70323277)
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Keywords | 画像認識 / 可視化 / スマートセンサ情報システム / バーチャルリアリティ / ユーザインタフェース |
Research Abstract |
3年目となる平成20年度は、19年度に着手した視点ナビゲーション技術、映像サーバシステム、の研究開発を進め、仕上げていくとともに、プライバシ保護技術の研究に着手した。 自分の周辺にある監視カメラの配置を意識することなく注目領域を適切に撮影している監視カメラ映像に容易に辿り着くことを可能にする視点ナビゲーション技術については、歩行者に提示する映像を、目の前の遮蔽物を透視したものに限定する技術的な制約はなく、任意の監視カメラで撮影されている情景を任意の方向から見た映像を、歩行者に提供することを可能にした。H20年度には、特に、歩行者が実在する3次元空間の体勢感覚を取り入れること、異なる監視カメラ問の映像切り替えで体勢感覚が途切れないようにすることをポイントに技術開発を進めた。 また、監視カメラの映像を統括し、歩行者の要求を受け付けて、要求とマッチングする部分映像を選択し、必要に応じて加工して配信する映像サーバシステムについて、H20年度には、監視カメラから得られる映像データを収集し、歩行者の要求する視点からの仮想映像を生成するために最適な素材映像を選択して配信する手法を開発した。GPUを用いてリアルタイムに最適な素材映像選択ができることが特徴である。 さらに、監視カメラ映像に写り込んでいる人物のプライバシを保護するため、人物の顔が含まれる領域を自動検出してモザイク処理を行うプライバシ保護技術について、H20年度には、映像中の人物の顔が含まれる領域を自動的に検出する方法を開発した。
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Research Products
(8 results)