2006 Fiscal Year Annual Research Report
中国内モンゴル自治区におけるモンゴル民族の生活様態と居住空間に関する総合的研究
Project/Area Number |
18200045
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Research Institution | Nara Women's University |
Principal Investigator |
今井 範子 奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (30031719)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀬渡 章子 奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (60179348)
増井 正哉 奈良女子大学, 生活環境学部, 教授 (40190350)
中山 徹 奈良女子大学, 大学院人間文化研究科, 助教授 (60222171)
長坂 大 奈良女子大学, 生活環境学部, 助教授 (40217980)
高村 仁知 奈良女子大学, 生活環境学部, 助教授 (70202158)
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Keywords | 生活様態 / 居住空間 / モンゴル民俗 |
Research Abstract |
今年度は初年度にあたるため、研究分担者全員が参加し現地の状況を把握する全体調査、及びそれぞれの専門分野に関して少人数で調査を行う個別調査を平行して行った。 ■全体調査 日程:2006年9月15日〜19日 調査地域:中国内モンゴル自治区・シリンゴル盟・シリンホト市 調査概要:初年度は、モンゴル民族の伝統的な生活文化を育んだ草原地域を対象とし、放牧生活、定住生活、都市生活の現状を把握することを目的とした。 調査に際し、事前に内蒙古大学蒙古学院の現地研究者との研究会をもち、モンゴル民族の生活の現状、調査家庭選定、今後の研究方針に関して議論した。 全体調査では、(1)草原地域で牧畜を営みレンガ造固定家屋で定住生活をする家庭、(2)草原地域で牧畜を営み住居形態が伝統的なゲルからレンガ造固定家屋への移行段階にある家庭、(3)中国政府の政策により牧畜地域から政府が計画的に建設した「移民村」に移住を余儀なくされ、乳牛飼育をしながら集住生活を送る家庭、(4)都市部において集合住宅に住む家庭の4事例に関してそれぞれの生活様態を把握した。この成果は、奈良女子大学家政学会の学術雑誌に投稿し、現在審査中である。また、2007年8月にクアラルンプールで開催されるアジア地区国際家政学会においても発表予定である。 ■個別調査 1.内モンゴル自治区の子どもの遊び空間、生活環境に関する調査 2.定住生活における移動住居「ゲル」の役割変化に関する調査 日程:2006年6月14〜25日・2006年9月19〜24日 2007年2月10〜23日 調査地域:内モンゴル自治区・シリンゴル盟 3.沙漠地域における禁牧によるモンゴル民族の生活変容に関する調査 日程:2006年6月28〜7月4日 2006年9月26〜10月1日 調査地域:内モンゴル自治区・アラシャン盟
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