2007 Fiscal Year Annual Research Report
東南アジア諸民族児童の発育発達(標準値作製を含む)と生育環境の相互作用
Project/Area Number |
18200046
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Research Institution | Otsuma Women's University |
Principal Investigator |
大澤 清二 Otsuma Women's University, 人間生活科学研究所, 教授 (50114046)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金田 卓也 大妻女子大学, 家政学部, 准教授 (90265562)
益本 仁雄 大妻女子大学, 人間生活科学研究所, 教授 (80245349)
下田 敦子 大妻女子大学, 人間生活科学研究所, 研究員 (60322434)
綾部 真雄 首都大学東京, 都市教養学部, 准教授 (40307111)
笠井 直美 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (20255243)
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Keywords | 東南アジア / 児童 / 発育 / ライフスタイル / 生育環境 |
Research Abstract |
本研究は、A(タイ、ラオ、メオ、リス、アカ、ラフ、カレン)、B(チンホー、パダウン、タイルー)、C(ワ、ビルマ、シャン、モン)の3グループに関する(α)発育と発達標準値の作製と、(β)発育発達と子供の生育環境の相互作用の解明を目的とする。平成19年度はこれらの課題を以下の手順に従って実施した。 手順1.A:(α)は今までに収集されたデータに関する発育発達(値)の標準化を行うためのデータ解析を引き続いて行い、標準値の解釈と評価方法を提案した。評価に当っては検討会を開催し、より合理的な評価方法を検討している。(β)に関するデータの収集を開始した。カレン、ラオなどの既に収集されているデータの入力を行った。 手順2.B:主としてタイ国チェンマイ県などにて(α)(β)を併せて継続実施し、得られたデータについては順次データ入力した。 手順3.C:(α)(β)ともにビルマはマンダレー、エイヤワディー管区、モン州でデータ収集を行い、得られたデータは順次入力した。モンについては昨年得られたデータを整理し、解析した。シャンについては、来年度のデータ収集となる。 なお、ミャンマーにおける調査・測定は、事前に現地で調査・測定者の研修をした後に行った。併せて学校関係者や住民たちを対象とした発育と健康についての講演会などを企画した。さらに、アジア民族の相互比較という観点からネパールにおいて今後のこの方面の民族別のデータ収集に関するフィージビリティーを併せて検討した。
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Research Products
(17 results)