2007 Fiscal Year Annual Research Report
包絡分析法(DEA)の理論と応用に関する総合的研究
Project/Area Number |
18201030
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
森田 浩 Osaka University, 大学院・情報科学研究科, 教授 (60210176)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
刀根 薫 政策研究大学院大学, 政策研究科, リサーチフェロー (00051235)
福山 博文 福岡大学, 商学部, 教授 (80218958)
上田 徹 成蹊大学, 理工学部, 教授 (60276649)
廣津 信義 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (90360726)
関谷 和之 静岡大学, 工学部, 准教授 (60256667)
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Keywords | 包絡分析法(DEA) / 効率性分析 / ネットワークモデル / 業績評価 |
Research Abstract |
平成19年度は研究集会を4回開催し、互いの研究や情報の交換を行うとともに他の研究者や実務家からの発表を通じた情報収集を行った。また、国際会議での成果発表や海外研究者との相互交流を通じて最新の研究動向を把握するとともに、国内の学会とあわせて23件の成果発表を行った。2月には本年度の研究成果の公表を発表するための国際シンポジウムを成蹊大学で開催し、研究代表者・分担者らによる成果発表に加えて、招へいした海外研究者らによる講演や公募による一般講演など全部で21件の講演を行い、57名の参加者による活発な意見交換がなされた。 平成19年度には8名の海外研究者を招へいし、共同研究の遂行、次年度以降の共同研究に向けた研究計画の立案、研究成果の情報収集などを積極的に行った。欧米豪にわたる世界的な人的ネットワークの拡大とともに、特に韓国、中国、台湾をはじめとするアジア地域でのネットワークは、今後の研究交流を緊密なものとするのに大きな成果を得ることができ、ネットワークDEAモデルや変数選択問題などの共同研究に結びついている。 DEAの理論研究では、ネットワークDEAモデルに関するものが多く取り上げられ、システム構造を取り入れた評価法の有効性が示された。また、スラック基準型尺度、距離最小化加法モデルなどの評価尺度、変数選択に関する問題、集団意思決定のDEAモデルなどの性質を明らかにした。応用研究では、銀行、電力、通信、スポーツ、農業、環境問題、病院経営、化学工業やユーティリティ産業などの分析等の幅広い対象を取り上げた研究を行った。
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Research Products
(31 results)