2006 Fiscal Year Annual Research Report
ポスト・グローバル化時代の現代世界:社会の脆弱化と共存空間の再編
Project/Area Number |
18201050
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
押川 文子 京都大学, 地域研究統合情報センター, 教授 (30280605)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大津留 智恵子 関西大学, 法学部, 教授 (20194219)
臼杵 陽 日本女子大学, 文学部, 教授 (40203525)
山本 博之 京都大学, 地域研究統合情報センター, 助教授 (80334308)
小森 宏美 京都大学, 地域研究統合情報センター, 助手 (50353454)
石井 正子 京都大学, 地域研究統合情報センター, 助手 (40353453)
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Keywords | 村落社会 / コミュニティ / 中東問題 / 教育 / グローバル化 / 復興 / 開発 / 格差 |
Research Abstract |
1.研究会 本年度は以下の通り5回の研究会を実施した。科研代表者および分担者のみによる打合せと意見交換を6月、8月、12月の3回行い、今後の全体の具体的進め方および各自の研究方針とこれまでの研究進捗状況を明確にした。その他、外部参加者を招いて、メキシコ・アメリカ国境地帯の現状に関する研究会(7月27日、報告者:Kathleen A.Staudt, The University of Texas at El Paso)およびグローバル化とイスラエルのパレスチナ人コミュニティをめぐる問題に関する研究会(2月11日、報告者:Ahmad Sa'di, Ben-Gurion University of the Negev)を開催した。 2.現地調査(主要なもののみ) (1)柳澤(ベトナム):村落社会の変容に関する資料収集、今後の調査計画について現地協力機関であるベトナム農業科学技術院・農業システム研究所と打合せ。(2)アメリカ(臼杵):ジョージタウン大学現代アラブ研究所にてポスト冷戦期における中東和平交渉およびパレスチナ問題の展開に関する意見交換。パレスチナ研究所においてアメリカにおけるパレスチナ問題研究の状況に関する面談調査。(3)エストニア、ラトヴィア(小森):ラトヴィア東部の多民族共生地域における学校教育、とりわけ言語教育実態調査。エストニアではEUの対外関係に関する国際会議への出席。(4)インド(押川):グローバル化のなかでの学歴形成パスの変化とそれに対応した都市中間層家族の変容にかんする聞き取り調査。 3.資料収集 (1)タイ(林):チュラーロンコーン大学、タマサート大学、ナコンパトム県のマヒドン大学映像ライブラリーなどで情報、資料収集。(2)フィリピン(石井):社会情勢分析に不可欠な世論調査資料等、非政府系シンクタンクの雑誌等の収集。フィリピン南部の復興・開発過程に関する資料収集。
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Research Products
(7 results)