2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18201051
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
武田 佐知子 Osaka University, 文学研究科, 教授 (00181412)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
千葉 泉 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (20217243)
宮原 暁 大阪大学, グローバルコラボレーションセンター, 准教授 (70294171)
脇田 晴子 城西国際大学, 人文学部, 教授 (80088012)
村澤 博人 大阪樟蔭女子大学, 学芸学部, 教授 (00388381)
池田 忍 千葉大学, 人文社会科学研究科, 准教授 (90272286)
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Keywords | 着衣 / 身体 / ジェンダー表象 / アイデンティティ / 伝統 / 儀礼 / エスニシティ / グローバリゼーション |
Research Abstract |
本年度は、各分担者が前年度から進めてきた個別地域における着衣と身体をローカルな視点から捉えた研究成果の中間報告書を作成し、着衣、身体、ジェンダーの関係の多様性・多元性をグローバルな枠組みのなかで相対化するための基盤づくりを行った。ジェンダー表象に取り組む東京分科会(池田忍主催)は、衣服(履物や被り物、空間/環境をまでを含む)とそれを身に着ける身体へと人が接近する回路としての視覚表象に着目して、分析・研究を進めている。次年度に向けて、個別研究の方向性を「身体と着衣の個別性・主体性」「身体と着衣の脱領域化」「擬える身体と着衣」の3つに定め、地域、時代、学問分野にこだわらない横断的な研究を目指すことにした。なお、中間報告書および研究活動は随時ホームページで閲覧できるように準備をした。 2007年9月8日オバーリン大学で開催されたシンポジュウムDressing up Japanese History: Gender, Class, and Clothing from Premodern to Presentにおいて、武田佐知子は"The Forms of Apparel and the Forms of Love; Torikaebaya and Aristocratic in 9th to 12th Century Japan"、脇田晴子は"Performing the Feminine: Women Characters' Attire in the Medieval Noh Theatre"題する講演を行い、着衣の女性史的、社会史的研究の成果を示した。また、サザン・クロス第7回講演会(2007年11月21日13:10-14-40於大阪大学外国語学部)「アジア舞踊におけるクロス・ジェンダー」の実施には、研究分担者の貢献が大きい。
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Research Products
(13 results)