2007 Fiscal Year Annual Research Report
環タイ湾地域におけるインド系文化の変容に関する基礎的研究
Project/Area Number |
18202005
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Research Institution | Osaka University of Human Sciences |
Principal Investigator |
肥塚 隆 Osaka University of Human Sciences, 人間科学部, 学長 (90027988)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深見 純生 桃山学院大学, 文学部, 教授 (40144555)
淺湫 毅 京都国立博物館, 学芸課, 主任研究官 (10249914)
丸井 雅子 上智大学, 外国語学部, 助手 (90365693)
小野 邦彦 サイバー大学, 世界遺産学部, 准教授 (50350426)
橋本 康子 大阪人間科学大学, 教授 (20411720)
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Keywords | 東南アジア / インド / 彫刻史 / ヒンドゥー教 / 仏教 |
Research Abstract |
前年度に引き続き、大阪人間科学大学での公開の研究会と海外での調査を活動の中心とした。 1.研究会は、昨年度は7回開催した。主たる発表者(分担者以外は所属を付記)と題目は、次の通り。(1)4月14日小野邦彦「ジャワ島中部地震によるプランバナン遺跡群などの被害調査報告」、(2)6月2日上羽陽子(大阪芸術大学)「西インド・グジャラート州の染織」、(3)7月7日島田明(ロンドン大学SOAS)「南インド、アーンドラ地方の国家形成と仏教」、(4)9月6日Antomo Sgamellotti(イタリア・ペルージャ大学)「美術作品の材料の非破壊調査」(イタリア語通訳つき)、(5)10月21日So Sokuntheary(早稲田大学大学院)「アンコール遺跡における排水システム」ほか、(6)11月25日肥塚隆「ボロブドゥールの善財童子歴参図」ほか、(7)2月16日肥塚隆、深見純生、淺湫毅「グジャラート州の建築彫刻の調査略報」。来日中の島田明、Antonio Sgalnellotti両氏に加え、カンボジアからの留学生So Sokuntheary氏にも発表していただき、多方面の充実した研究会を開くことができた。 2.現地調査は、次の2回実施した。(1)8月6日〜27日肥塚隆、深見純生、橋本康子、淺湫毅、丸井雅子、小野邦彦、(以下は協力者)由比邦子、地道三佳、カンボジア(アンコール地域の諸遺跡,Banteay Chhmar,Sambor Prei Kuk,Phnom Da,Phnom Penhほか)。(2)12月22日〜2008年1月11日肥塚隆、深見純生、橋本康子、淺湫毅、(以下は協力者)宮崎晶子、久保真紀子、デリー周辺と西インド(New Delhi,Vadodara,Ahmedabad,Junagadh,Mt.Abu,Mathuraほか)。特に2回目のBaroda Museum and Picture GalleryおよびM.S.University MuseumやGujaratの遺跡の調査により、ポスト・グプタ期の西インドと東南アジアとの関連を示すいくつかの証拠を確認することができたのは収穫であった。
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Research Products
(17 results)