2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18202020
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
藤井 讓治 京都大学, 文学研究科, 教授 (40093306)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横田 冬彦 京都橘大学, 文学部, 教授 (70166883)
中野 等 九州大学, 比較社会文化研究院, 教授 (10301350)
松澤 克行 東京大学, 史料編纂所, 助手 (40282529)
福田 千鶴 首都大学東京, 都市教養学部, 助教授 (10260001)
堀 新 共立女子大学, 文芸学部, 助教授 (80296524)
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Keywords | 居所 / 豊臣秀吉 / 織田信長 / 足利義昭 / 徳川家康 / 北政所 / 孝蔵主 / 近衛前久 |
Research Abstract |
織豊期の政治的主要人物の居所と行動を確定するという本研究の課題にしたがって、第1回研究会(京都大学、7月17日)において、研究代表者・研究分担者の担当を決め、さらに対象人物の拡充を図るため、藤田恒春・尾下成敏・穴井綾香・相田文三の4名を研究協力者とした。 研究会は、4回開催した。第2回は、9月15日(伊勢市)、第3回は12月24日(九州大学)、第4回は2007年3月10日(京都大学)で開催し、それぞれ担当の人物について現状で確定できる情報の整理を行い、報告した。そこでは、この研究の尤も中心となる豊臣秀吉の居所について、日記記録類をベースにかんりの精度での確定をした。また、研究会ごとに合同調査を実施に関連史料の収集に努めた。第1回は京都大学総合博物館、第2回は伊勢神宮徴古館・農業館所蔵文書、第3回は福岡市立博物館黒田家文書他、第4回は上賀茂神社文書の調査を行った。 居所確定に必要な史料として、亀井家文書(国立歴史民俗博物館)、秋田藩家蔵文書(秋田県立図書館)、済美録(浅野家文書)、中村不能齊採集文書(東京大学史料編纂所)、紀伊国古文書(国立国会図書館)などを写真版で収集したほか、秋田藩家蔵文書については、1点ごとのデータベース化に取りかかっている。さらに、豊臣秀吉発給文書を三鬼清一郎編『豊臣秀吉文書目録』によりながら採集し、約6000点のうち約5000点を収集し終え、また、『目録』に未収録の豊臣秀吉発給文書を約450点新たに収集した。今後の主要人物の居所確定の基礎的データとして寄与するはずである。
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Research Products
(7 results)