2006 Fiscal Year Annual Research Report
博物館教育・普及事業の事例分析と日本の伝統文化に関する先駆的教育・普及理論の構築
Project/Area Number |
18203039
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Research Institution | Tokyo National Museum |
Principal Investigator |
井上 洋一 独立行政法人国立博物館東京国立博物館, 事業部教育普及課, 課長 (60176451)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加島 勝 独立行政法人国立博物館東京国立博物館, 事業部教育普及室, 室長 (80214295)
田沢 裕賀 独立行政法人国立博物館東京国立博物館, 事業部教育講座室, 室長 (80216952)
鈴木 みどり 独立行政法人国立博物館東京国立博物館, 事業部教育講座室, 研究員 (70321552)
鬼頭 智美 独立行政法人国立博物館東京国立博物館, 事業部国際交流室, 室長 (80321553)
小林 牧 独立行政法人国立博物館東京国立博物館, 事業部広報室, 室長 (50332135)
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Keywords | 先駆的博物館教育理論 / 博物館教育・普及活動 / 古美術 / 伝統文化 / 国際研究者交流 / アメリカ:イギリス / 国際情報交換 / アメリカ:イギリス |
Research Abstract |
本年度の研究実績の概要は、以下の通りである。 1、文献資料の収集 本研究にかかわる国内外の文献として書籍147冊、研究論文334件を収集しデータベース化を図った。 2、国内外の博物館・美術館の実態調査 国内外から選んだ博物館・美術館に対して教育・普及事業に関するアンケート調査を実施し、参考とすべき先進的な教育・普及プログラムを実施している博物館・美術館について現地調査を行った。 アンケートは、国内1140館中665館、国外(アメリカ)74館中14館から回答を得た。 現地調査は、国内は北海道・東北地方の博物館・美術館を中心に行い、国外はアメリカの博物館・美術館を中心に台湾でも行い、各プログラムの理念とその実施方法等、本研究に必要な新知見を得た。また、国内外での現地調査で得られたデータを整理保存し、収集データの分析を行った。 3、研究会の開催:博物館教育理論の構築 イギリス・アメリカから研究者を招聘し、国内の博物館・美術館の教育・普及担当者ならびに博物館・美術館教育の研究者をまじえた研究会を3回開催し、博物館教育理論の構築に向けた意見交換を行った。 4、東京国立博物館に特化したプログラム開発 上記の研究成果をふまえ、東京国立博物館に特化した教育・普及プログラムを試作し、平成19年4月にオープンする東京国立博物館の教育普及スペース「みどりのライオン」において実施する準備を進めている。
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