2007 Fiscal Year Annual Research Report
トランスナショナリズムと「ストリート」現象の人類学的研究
Project/Area Number |
18251015
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Research Institution | Japan Women's University |
Principal Investigator |
関根 康正 Japan Women's University, 人間社会学部, 教授 (40108197)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野村 雅一 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (60142014)
松本 博之 奈良女子大学, 文学部, 教授 (70116979)
小田 亮 成城大学, 文芸学部, 教授 (50214143)
松田 素二 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (50173852)
小馬 徹 神奈川大学, 人間科学部, 教授 (40145347)
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Keywords | 文化人類学 / 民族学 / 文化研究 / トランスナショナリズム / ストリート文化 |
Research Abstract |
今年度は以下のメンバーが現地調査を実施し・世界各地のトランスナショナリズム下のストリート状況に関する知見を広げ深めた。関根康正:南インド・チェンナイ市での都市計画とそのストリートの歩道空間の実態を調査し・スペキュタクラー化という問題を分析した。鈴木裕之:アビジャンにおいて・1999年末のクーデター以来・ストリート・ボーイがどう生き延びてきたかについて調査した。松本博之:オーストラリアの木曜島において現代と史資料との比較で島社会のストリート化といえる変化を読み解いた。小馬徹:長崎県壱岐の勝本の家屋とストリートの空間関係について・1970年代の変化の前後で比較し・ストリートの多義性の喪失を考察した。松田素二:民政復帰のための上院選挙が行われるタイと・王制廃止に伴う全政党参加の総選挙にむけて社会が動くネパールにおいて・選挙にかかわる路上の暴動にについて調査した。棚橋訓:クック諸島ラロトンガ島・オークランドで・トランスナショナルな住民の労働移動経験・世帯戦略などの実情・海浜空間とストリート空間の実態をその歴史について考察した。玉置育子:台湾台北市において・メディアにおける商品情報の状況・コスメフリーク・カモフラージュメイクの実情から化粧のストリート性を考察した。野村雅一:イタリア・ローマ,ギリシャ・テッサロニキにおいて都市ストリートの状況を人とファッションと空間の関係の中で観察分析した。朝日由実子:在米カンボジア系住民が集住するロサンゼルスにおいて・カンボジア・タウンなどのエスニック・コミュニティ空間形成について調査した。國弘暁子:インド・グジャラート州アフマダバードの都市ストリート状況に映し出される経済自由化やその反応としての宗教動向の姿を実地調査できた。山田香織:支援団体のあり方からミュンヘンのホームレス事情を調査・ミュンヘンとベルリンのストリート比較観察を行った。
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Research Products
(43 results)