2006 Fiscal Year Annual Research Report
環太平洋価値観国際比較-東アジア周辺諸国の「信頼感」の統計科学的解析-
Project/Area Number |
18252001
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Research Institution | The Institute of Statistical Mathematics |
Principal Investigator |
吉野 諒三 統計数理研究所, データ科学研究系, 教授 (60220711)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 文 東洋英和女学院大学, 人間科学部, 教授 (00180977)
山岡 和枝 国立保健医療科学院, 技術評価部, 室長 (50091038)
鄭 躍軍 総合地球環境学研究所, 研究部, 助教授 (80280527)
松本 渉 統計数理研究所, データ科学研究系, 助手 (10390585)
佐々木 正道 中央大学, 文学部, 教授 (30142326)
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Keywords | 信頼感 / 国際比較調査 / アジア・太平洋 / 環太平洋 / データの科学 / 国民性 / 統計的標本抽出調査 / 文化多様体解析CULMAN |
Research Abstract |
1)本研究では、以下のa)、b)、c)に垂点をおいて研究を遂行する。 2)a)文化の伝播変容を統計科学的に解明するために、環太平洋諸国の人々の意識構造について統計科学的「標本抽出法」に則った面接一調査を遂行する。 b)特に、21世紀における国際交流の中で、環太平洋諸国民の「信頼感」のあり方について焦点を当て、世界の政治・経済の平和的発展の一助となる基礎情報の収集を推進させる。 c)収集した「環太平洋諸国民の意識調査」の情報を中心に、既存の「意識の国際比較調査データ」等等を含むデータ・ベースを作成し、コンピューター・ネットワーク等を利用して世界へ一般公開する。 平成18年度は、環太平洋価値観調査のために、以下の1)〜5)を遂行した。 1)環太平洋各国の関連調査データ、文献等を収葉・整理し、同時に、我々が過去に収集してきた国際比較調査データや報告書の再整理、国内外の機関による関連調査データや報告書の内容を整理、検討した。 2)環太平洋の各地域の調査環境について確認し、各地の調査研究者と連携しながら、統計的標本抽出の実践的検討を行い、その遂行可能性を確認し、同時に当該地域で国際比較の意味のある調査項目の候補を選定を行った。 3)国内外の研究者との連携により、調査栗のトピックの検討、質問項目の具体案の作成を検討した。 4)その結果、諸費用の条件を考慮して、我々の既存の日本調査データを活用することにして、その調査粟を確定し、さらに、米国語の調査票を作成をした。 5)11月から翌年1月にかけて、米国本土における全国レベルの面接調査を遂行した。(NYのKane & Parsons, Inc.利用) 調査対象:米国居住の米国籍をもつ成人の男女。 調査法:割り当て法により、性別、年齢層(19歳刻み)、人種の分布を考慮し調査票に基づいた面接調査を遂行した。 回収されたデータをクリーニングして、第一次報告書を作成した。
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Research Products
(32 results)