2009 Fiscal Year Annual Research Report
教育の国際援助・交流・連携の政治経済学的探求-「国際教育政策学」の構築を目指して
Project/Area Number |
18252007
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
黒田 一雄 Waseda University, 大学院・アジア太平洋研究科, 教授 (70294600)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
勝間 靖 早稲田大学, 大学院・アジア太平洋研究科, 教授 (80434356)
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Keywords | 国際教育協力 / 国際教育交流 / 国際教育連携 / 国際関係論 / 教育援助 / ユネスコ / ユニセフ / 世界銀行 |
Research Abstract |
本年度は最終年度であり、研究を総括することを目的に、以下のような活動を実施した。(1)日本比較教育学会での関連研究発表、(2)オックスフォード国際教育開発会議での研究発表、(3)国際高等教育会議(タイ)での研究発表、(4)北米比較国際教育学会での研究発表、(5)早稲田大学における「国際高等教育フォーラム」の開催、(6)ユネスコ国際教育計画研究所の「Fundamentals」シリーズの一部(12冊)の出版準備、(7)国際協力機構研究所との共同研究調査の実施。 国内外の学会・国際会議での本研究の成果発表では、本研究を締めくくるうえで有意義なコメントを得ることができ、また本研究の成果を国際的に発信する機会となった。「国際高等教育フォーラム」は、Phillip Altbachボストンカレッジ教授やJane Knightトロント大学教授、Supachai Yavaprabhas東南アジア文部大臣機構高等教育開発研究所所長などの世界を代表する研究者が集う国際会議となり、2日間にわたって、国際的な観点から高等教育政策を援助・交流・連携の観点から議論することができ、本研究プロジェクトを総括する絶好の機会となった。現在、この成果を研究書として出版するための交渉を出版社と行っている。また、ユネスコ国際教育計画研究所翻訳シリーズの出版については版権交渉が長期化したが、ようやく出版のめどがつき、2010年度早々には東信堂より出版できる見込みとなった。国際協力機構研究所との共同研究は、アジアの国際的大学300と共同学位プログラム1000を対象に行っている国際化に関するサーベイ調査で、一部の成果は国際協力機構研究所から「ポリシーブリーフ」としては発表された。
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Research Products
(15 results)