2007 Fiscal Year Annual Research Report
乳児における皮質機能の発達モデル:早産児における画像診断と知覚検査の関連を用いて
Project/Area Number |
18300090
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
山口 真美 Chuo University, 文学部, 教授 (50282257)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
友永 雅己 京都大学, 霊長類研究所, 准教授 (70237139)
金沢 創 淑徳大学, 社会学部, 准教授 (80337691)
緑川 晶 中央大学, 文学部 (90421833)
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Keywords | 知覚発達 / 大脳皮質の成熟 / 知覚検査 / 国際情報交換 / イギリス:アメリカ:オーストラリア |
Research Abstract |
本研究の目的は,京都大学霊長類研究所と,乳児を対象とした知覚認知発達についての技術をもつ中央大学文学部と共同で,脳機能発達に関する基礎的データをもとに,脳機能に障害をもつ可能性のある早産児に対し、後の脳機能の発達を予測する発達健診プログラムのセットを作成することである。現在まで本申請グループは、乳児の顔認知・形状知覚・運動知覚・奥行き知覚・色知覚、というさまざまな領域にわたる、生後2ケ月〜8ケ月の発達過程を解明してきた。本年度は,中央大学において,生後2ケ月〜8ケ月の健常乳児を対象とし,さらに知覚検査の精度を上げるため,検査項目のチェック作業および脳活動測定実験を行なった.運動視実験の立案とデータ分析は分担者の金沢准教授が行ない、脳活動測定実験は京都大学霊長類研究所および分担者の友永准教授の協力を受けて行ない、脳活動のデータ分析は分担者の緑川講師が行なった.研究成果はHuman Brain MappingやPerceptionなどの学術雑誌に採択され,また,VSS,ECVPといった海外学会を含むいくつかの学会で発表された.これらの研究成果をもとに,早産児が検査に耐えうる時間内で行うことのできる「大脳皮質の機能的発達を予測する知覚認知検査セット」のプロトタイプを作成した.作成したプロトタイプを用いて、東京女子医科大学小西行郎教授の協力のもと帝京大学医学部・獨協大学病院などにおいて健常乳児を対象に,実際に検査にかかる時間を調べ,また,検査経験のない一般の保健機関などでも検査可能かどうか検査手続きの確認を行なった.
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Research Products
(63 results)