2007 Fiscal Year Annual Research Report
患者中心の医療に向けた口腔インプラント手術支援システムに関する研究
Project/Area Number |
18300170
|
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
伊藤 照明 The University of Tokushima, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授 (90284306)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市川 哲雄 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (90193432)
友竹 偉則 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (70263853)
溝渕 啓 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (70314838)
|
Keywords | 医療・福祉 / 精密部品加工 / バーチャルリアリティ / シミュレーション工学 / インプラント |
Research Abstract |
本研究は患者中心医療に向けた口腔インプラント手術支援を目的とする。研究活動では、仮想空間シミュレーションサブシステム(VIS:Virtual Implanter System)と口腔内装着型マイクロボール盤サブシステム(IDD:Intraoral Dental Drill System)の開発を行い、最終段階では2つのシステムが統合され、仮想空間を介した口腔インプラント手術支援システムとして完成される予定である。本研究補助金では、各サブシステムのための機器の導入とそれに伴う開発を行う。各サブシステム開発は、(1)インタフェース開発、(2)開発用加工処理システム、(3)口腔内加工システムの3つの分野において取り組む。各分野において用いられる機器を示すと、(1)としては、力覚提示装置開発システム、力覚提示装置制御用システム、仮想環境開発ソフト、3Dデータ処理ソフトとデータ制御用システム、(2)としては、3次元RP加工機システム、(3)としては、マイクロモーターシステムおよびインプラント用外科用ドリル一式等が該当する。主な設備導入に関する計画はほぼ予定通りに進んでおり、それに伴う開発を現在進めているところである。 平成19年度は、IDDシステムの設計と開発およびインプラント治療に関する研究を中心として本研究に取り組んだ。特に、IDDシステムに関しては海外協力研究者との共同研究により基本設計仕様が出来上がり、試作品の開発に取り組むことができた。IDDシステムにおけるコンピュータ制御やユーザインタフェースなど未着手の部分については次年度で開発の予定である。本年度の研究活動の結果、試作品作成に関する海外研究協力者との協調活動や、設計データに基づく機械加工技術に関連した論文が採択となった。また、本研究で対象とするインプラント治療に関する研究論文などが学術論文として採択された。
|
Research Products
(5 results)