2006 Fiscal Year Annual Research Report
ウェブによるがん生存者の遠隔ストレスマネジメントシステム開発研究
Project/Area Number |
18300221
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
宗像 恒次 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 教授 (90132878)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 佐由理 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 助教授 (10334054)
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Keywords | がん生存者 / ストレスマネジメント / 遠隔システム開発 / ウェブ |
Research Abstract |
日本のがん生存者(300万人以上)が、がんと共に前向きで、希望ある、幸せに生きるための電子学習プログラムを開発し、その精神的、免疫的な効果を検討することが目的である。18年度は、ウェブのコンテンツ開発をおこなった。出力情報の信頼性、映像性、双方向性、選択性、ゲーム性を重視して構築をおこなった。コンテンツタイトル:がんから学ぶ-他者報酬型から自己報酬型生き方へ、【□!<プロローグ>】がんのイメージ療法SATプロジェクト(2002〜6年)の立ち上げ動機とその科学的成果に関する視聴者に向けた著者コメント【□!1】「ストレスが生む病気、がん」(1)がんを引き起こす要因は身体的ストレスよりも心的ストレスであること。ストレスになりやすい人はストレス気質を生まれながらに持っている面から、「執着気質」と「不安気質」のチャックシートを実施し、採点は自動的に行う。【□!2】「自分を知る手がかり」、「ストレスのセルフケア自信度」シートで行動自信を測る。「自己抑制度」「感情認知困難度」シートで心理状態を知り、「他者報酬追求型」の人生を生きてきたことで「本来の自分」を見失ってストレスを起こす。本来の自分を見つけ、ストレスの累積がない人生を送るよう喚起する。【□!3】自己カウンセリングを行うための右脳のトレーニングとして「レモン」イメージ法。被験者にあったイメージ法を探るために「自己否定感尺度」のシートを実施。その結果で高い人は「未来自己イメージ法」を低い人は「宇宙自己イメージ法」。(3)その効果を測るため、「セルフケア自信度」で80%未満である項目をチェック。80%未満の人は行動分解をして80%以上いくまで追試。(4)80%以上の人には、自分をがんの心的要因について問い、さらに深い興味を持った人には、対面カウンセリングを薦める。【□!4】「がんは悪い病気?」がん生存者にとって、がんになったことにより何を得たか。がんのもたらす効用に似たものをSATイメージ療法体験者の書簡等で紹介していく。
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