2006 Fiscal Year Annual Research Report
五感アート・ラボ:芸術家との協同による教員養成向け表現教育カリキュラムの開発
Project/Area Number |
18300274
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Research Institution | Miyagi University of Education |
Principal Investigator |
新田 秀樹 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (10250862)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
里見 まり子 宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (10187263)
吉川 和夫 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (00250861)
太田 直道 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (90092999)
浅野 治志 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (40143044)
桂 雅彦 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (20250863)
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Keywords | 表現教育 / 感性教育 / 五感 / 創造性 / 子どもの美術 / 身体表現 / 教科横断 / 教員養成 |
Research Abstract |
教科横断的な表現教育を行う実践力、企画力をもつ教員を養成するため、芸術家や民間芸術教育者を研究協力者として招くとともに、地域のミュージアム等と有機的な連携を図りながら、「美術」「音楽」「言語」「身体表現」などの複数の教科領域を組み合わせた教育方法の基礎的研究と授業開発の実践研究を、下記のとおり行った。 1.「表現教育の教育臨床的研究:五感アート・ラボ=共感覚の森」(大学サテライトギャラリー) 芸術活動を通じて心の成長を促す子どもの描画表現の指導法について、民間教育者と共同で実践研究を行い、大学院の授業に導入するとともに、子どもの作品を検証する展覧会、ワークショップを宮城県美術館と連携して公開した。 2.「響くことば、黙することば:能・パントマイム・即興ダンスの出会い」(大学サテライトシアター) 身体表現を中心に、異なる芸術分野を融合した新しい教育プログラムを本学ダンス教員と金春流宗家他の芸能者、音楽家等の研究協力者とともに開発し、仙台メディアテークと共催で公開授業として実践した。 3.「遊具をデザインする:遊びながら学ぶために」 遊具専門のプロダクトデザイナーを研究協力者として招いて、本学教員と共同で子どものための遊具を創作する教育プログラムを考案し、プロダクトデザインの研究授業として実践した。 4.「身体と映像:身体表現演習」 身体表現の授業開発のため、映像アーティストと作曲家を外部から招き、身体、映像、音が融合した表現教育のプログラムを共同で開発し、公開授業を実施した。 5.「せんだいメディアテークと連携したプロジェクト型アートワークの実践研究」 市内の社会教育施設と連携し、学校外教育の現場で子供たちの創造性を養うワークショッププログラムを学生中心に企画立案する授業を構成し、社会教育の現場と学校教員養成を結びつける実践的な現場実習モデルを試行した。
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