2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18320016
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Research Institution | The Toyo Bunko |
Principal Investigator |
原 實 The Toyo Bunko, 研究部, 研究員 (40011283)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 清孝 国際仏教学大学院大学, 仏教学研究科, 教授 (40140355)
デレアヌ フロリン 国際仏教学大学院大学, 仏教学研究科, 教授 (10271404)
ユベール デュルト 国際仏教学大学院大学, 仏教学研究科, 教授 (20288070)
落合 俊典 国際仏教学大学院大学, 仏教学研究科, 教授 (10123431)
岡田 真美子 兵庫県立大学, 環境人間学部, 教授 (40185450)
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Keywords | 樹木 / 擬人法 / 生命観 / 不殺生 / 慈悲 |
Research Abstract |
前年度に引続き、本研究は財団法人東洋文庫に事務局を置いて、順調にその研究活動を継続した。この間、新たに関心を共有する田辺和子(財団法人東方研究会研究員)と、松村淳子(神戸国際大学教授)を研究分担者に、又清水洋平(日本学術振興会特別研究員)と北田信(ドイツ連邦共和国ハレ大学哲学博士)を研究協力者に依頼して、年度始めより研究集会に参加することとなった。 今年度は本郷の学士会館分館に於いて四回の研究集会を開催し、三人の研究分担者と一人の研究協力者がその研究を発表した。即ち、平成十九年四月三日・岡田真美子「環境思想としての悉有仏性論」、六月十九日・デレアヌ・フロリン「パーリ文献における動物像-象徴と観察の間」、十月二十三日」川崎信定「仏教の自然環境論の一考察-草木に心はあるか-バヴィヤの見解-」、二月十二日・北田信「アーユルヴェーダにおける環境-美食、戦争、環境破壊-」の四回であり、研究発表後に自由討論に入って意見の交換を行った。 研究代表者は課題に沿って「古代インドの草木観(第一部)」と題する論文を「超域アジア研究報告」第4号(東洋文庫、2006)に発表し、さらにその第二部・第三部をあわせ四月十二日、日本学士院の例会において報告を行った。その他、再度に亘って八王子の創価大学・国際高等仏教学研究所に於ける研究集会に参加し、又十一月には愛知学院大学に招聘されて口頭発表を行った。 尚、今年九月愛知学院大学に於いて開催される日本印度学仏教学会第五十九回学術大会のパネル討論会に本研究が採用され、平成十九年度の成果を中心として、原實が基調講演、四名の研究分担者の個別問題の講演、川崎信定が総括講演を行うこととなっている。
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Research Products
(13 results)