2007 Fiscal Year Annual Research Report
地方中核都市在住外国人のための方言教材の開発-C388その理念の構築と実際
Project/Area Number |
18320082
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Research Institution | Prefectural University of Kumamoto |
Principal Investigator |
馬場 良二 Prefectural University of Kumamoto, 文学部, 教授 (30218672)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木部 暢子 鹿児島大学, 文学部, 教授 (30192016)
和田 礼子 鹿児島大学, 留学生センター, 准教授 (10336349)
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Keywords | 日本語教育 / 教材 / 地方中核都市 / 熊本方言 / 外国人留学生 / 音声データベース |
Research Abstract |
本研究の目的は、地方中核都市に在住する外国人留学生のための方言教材の開発、その理念の構築と実際の教材の作成である。 人と人とのコミュニケーションには、適切な言葉の使い分けが非常に大切である。目上の人には敬語を使う、かしこまった場では丁寧な、仲間内の雑談では気楽な、家族の団欒では身内の、それぞれの言葉遣いがあり、私たちはそれを使い分けている。使い分けている言語の中には方言がある。 地方中核都市として熊本県熊本市を取り上げ、その方言を教材化の対象とした。言語運用を機能別にわけ、「聞く・尋ねる」、「誘う・断る」、「自分の考えを述べる」、「確認する」、「説明する」、「伝える」、「許可をもらう・依頼する」の七つの課を作成した。また、各課ごとに熊本方言に特徴的な表現や言い回しについての簡単な説明として「コラムを作成した。また、教室での学習にも自習にも対応できるよう、熊本市内方言話者に発話してもらい音声部分を録音した。
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