2008 Fiscal Year Annual Research Report
地方中核都市在住外国人のための方言教材の開発-その理念の構築と実際
Project/Area Number |
18320082
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Research Institution | Prefectural University of Kumamoto |
Principal Investigator |
馬場 良二 Prefectural University of Kumamoto, 文学部, 教授 (30218672)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木部 暢子 鹿児島大学, 文学部, 教授 (30192016)
和田 礼子 鹿児島大学, 留学生センター, 准教授 (10336349)
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Keywords | 日本語教育 / 教材 / 地方中核都市 / 熊本方言 / 外国人留学生 / 音声データベース |
Research Abstract |
本研究の目的は、地方中核都市に在住する外国人留学生のための方言教材の開発、その理念の構築と実際の教材の作成である。地方中核都市として熊本県熊本市を取り上げ、その方言を教材化の対象とした。 作成した「聞く・尋ねる」、「誘う・断る」、「自分の考えを述べる」、「確認する」、「説明する」、「伝える」、「許可をもらう・依頼する」の七つの課の会話、説明、練習をチェック、改定。使用した記号、用語の解説、各課のコラム、活用一覧、活用形の使い方、索引、会話のスクリプト、練習しようの解答を作成。全体の体裁を統一し、印刷、400部製本した。 会話と練習を録音した。音質や内容に問題があり、録音をしなおした。 報告書として、「方言テキストの目的、対象、構成、使い方」、「方言教材作成に際しての諸問題」、「留学生の方言意識-熊本方書テキスト作成のためのアンケート調査から-」、「熊本方言教材開発のための「ヨル」と「トル」の-考察-若者の使用実態を中心に」、「方言教材開発のための熊本方言分析の試み-文末詞タイと接続助詞ケンについて-」、「熊本方言における力語尾」、「熊本方言の敬語表現に関する調査の方向性について」をまとめ、さらに、採取、記録した方言データの音声と文字化資料とをDVDにした。 方言テキスト、その音声、報告書すべてをHPにアップロードした。
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Research Products
(3 results)