2008 Fiscal Year Self-evaluation Report
Document Arrangement and Archival Study of the Big Landowner Family in Modern Japan : The Case of Saito Family in Miyagi Prefecture Kanan Town
Project/Area Number |
18320096
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Historical studies in general
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
OOTOU Osamu Tohoku University, 大学院・文学研究科, 教授 (20110075)
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Project Period (FY) |
2006 – 2009
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Keywords | 宮城県桃生郡河南町齋藤家 / 齋藤善右衛門 / 齋藤株式会社 / 齋藤報恩会 / 近代地主制 / アーカイブズ学 / 史料学 |
Research Abstract |
宮城県河南町前谷地の齋藤家は戦前には 山形県酒田の本間家に次ぐ全国第2位の巨大地主であり、同家には10万点近いと予想される膨大な文書群が保管されていたが、2003年7月に発生した宮城県北部地震で文書収蔵施設が損壊したため、同年12月に東北大学付属図書館に寄贈された。本文書群は近代東北史のみならず日本近代史の様々な分野を研究する上で質量ともに稀有の歴史資料であるので、これを整理し、目録情報をウエッブ上に公開するとともに冊子体の目録を刊行して閲覧利用に供しうるようにするのが第一の目的である。同時にアーカイブズ学的研究を行い、わが国のアーカイブズ学の進展に資するのが第二の目的である。アーカイブズ学的研究としては、次の課題に取り組む。(1)齋藤家文書の調査・整理の実践から得られた知見をアーカイブズ学的に吟味して論文にまとめ、近代民間伝来文書の調査・整理法の発展に寄与すること。(2)齋藤家文書を利用する上で基礎となる文書群の構造と帳簿体系を、齋藤家の経営組織の変遷および文書の管理システムと関連づけて分析し、未開拓の近代地主家文書の史料学的研究に先鞭をつけること。
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Research Products
(1 results)