Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂本 孝治郎 学習院大学, 法学部, 教授 (50137890)
待鳥 聡史 京都大学, 法学研究科, 助教授 (40283709)
奈良岡 聡智 京都大学, 法学研究科, 助教授 (90378505)
飯尾 潤 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (90241926)
竹中 治堅 政策研究大学院大学, 政策研究科, 助教授 (70313484)
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Research Abstract |
本研究の目的は,日本を含む議会制民主主義諸国のデータを体系的に収集・整理し,日本の国会および議院内閣制を歴史的・比較政治学的視座にもとついて理論的・実証的に分析することである.(1)研究代表者と海外研究協力者は平成18年7月に福岡で開催された世界政治世界大会の「比較議会」分科会において論文を報告し,その機会を活用して海外研究協力者との国際的な共同研究を開始した. ・Gary Cox and Mathew McCubbins,"Agenda Control in Democratic Legislatures." ・David Epstein, Sharyn O'Halloran, and David Brady,"Comparative Party Discipline." ・Sadafumi Kawato and Mikitaka Masuyama,"Time Constraint and Agenda Control in the Japanese Diet." また,研究分担者の飯尾は「政策過程アプローチの再考」部会を企画し,以下の論文を報告し,同じく分担者の竹中も論文を報告した. ・Jun Iio,"Fluctuating Purpose in Japan Highway Privatization Process." ・Harukata Takenaka,"Reform in Social Security Policy and its Implication." (2)研究代表者は平成18年9月に米国フィラデルフィアで開催されたアメリカ政治学会において"Judging Political Promotion of Judges : Survival Analysis, Split Population Model and Matching Method"という論文を報告するとともに,ミシガン大学政治学部のArthur Lupia教授と共同研究にっいての打ち合わせを行い,欧米の政治制度分析で活用されている多様な理論モデル・研究手法を調査し,国会制度と内閣制度のマクロ・モデルの構築に敢り組んだ. (3)研究代表者および研究分担者の待鳥は,議題設定と政策的帰結に関する空間モデルや米国政治における議会制民主主義に関する研究動向をまとめ,それらを論文として政治学専門誌『レヴァイアサン』特集号に掲載する予定である. (4)国会事務局関係者と月例研究会を開き,研究代表者および分担者の坂本,村井,奈良岡それぞれは国会改革の論点整理,公明党研究,戦前の政党内閣制の成立,加藤高明と政党政治にっいて報告するとともに,世界の議会制民主主義諸国の議会制度や日本の国会に関する保存史料整理に着手した.
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