2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18330140
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
安藤 寿康 Keio University, 文学部, 教授 (30193105)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 光弘 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (30224025)
長谷川 寿一 東京大学, 教養学部, 教授 (30172894)
大野 裕 慶應義塾大学, 保健管理センター, 教授 (70138098)
平石 界 東京大学, 学生相談室, 研究員 (50343108)
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Keywords | 双生児法 / 行動遺伝学 / 認知能力 / パーソナリティ / テータベース / 遺伝と進化 / 調査法 / 国際連携 |
Research Abstract |
本年度の主たる活動は、青年期・成人期双生児のさまざまな行動指標・生理指標のデータを統合し、それを基に発展的なデータ解析を可能にするデータベースの確立に加えて、研究活動の国際的展開をするために、行動遺伝学のパイオニアであるコロラド大学の研究者などによる国際ワークショップを実施した。具体的には (1)「未処理データのクリーニングと入力作業 過年度に収集した紙媒体のデータでクリーニングがなされていなかったものを処理し、入力業者に依頼して入力するとともに、紙媒体をPDF化した。本年度PDFできたのは全体の40%程度である。 (2)研究協力者へのフィードバック ニュースレター(KTPだより)を2号(11号、12号)発行した。 (3)ホームページ立ち上げ準備作業 ウェブによる調査を計画し、その基礎準備作業としてプロジェクトのホームページを作成した。これは来年度以降に本格的に運用を開始する。 (4)国際ワークショップ 平成20年3月23日から25日まで、J.C.DeFries,R.K.Olson(コロラド大学、アメリカ)、B.Byrne(ニューウェールズ大学、オーストラリア)を招聰し、認知能力、パーソナリティの遺伝構造およびデータ解析方法に関する行動遺伝学的アプローチに関する国際ワークショップを開催し、プロジェクトの成果をめぐって意見交換を行い、今後の共同研究の可能性について話し合った。 研究成果として、行動遺伝学と進化心理学の視点の統合を目指して、その理論化に寄与できる実証データを示し始めた。
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Research Products
(9 results)