2006 Fiscal Year Annual Research Report
第一言語としての日本語発達指標の開発と言語発達障害への適用
Project/Area Number |
18330141
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Research Institution | Aichi Shukutoku University |
Principal Investigator |
宮田 Susanne 愛知淑徳大学, 医療福祉学部, 教授 (40239413)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 恵子 東京未来大学, こども心理学部, 準教授 (80326991)
大伴 潔 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (30213789)
白井 英俊 中京大学, 情報理工学部, 教授 (10134462)
杉浦 正利 名古屋大学, 大学院国際開発研究科, 教授 (80216308)
平川 眞紀子 東京国際大学, 国際関係学部, 教授 (60275807)
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Keywords | 言語獲得 / 言語障害 / 発達指標 / 文法発達 / 日本語 / 国際研究者交流 / アメリカ合衆国:カナダ |
Research Abstract |
本プロジェクトでは日本語の縦断発話データに基づき英語の代表的な言語発達指標であるDSS(Developmental Sentence Score, Lee 1974)に対応する11の文法領域からできた日本語の発達指標DSSJ(Developmental Sentence Score for Japanese)を開発してきた:1)動詞活用、2)形容詞活用、3)形容動詞及びコビユラの活用、4)否定表現、5)名詞句構造、6)格助詞、7)項構造、8)文接続、9)指示詞及び代名詞、10)疑問詞、11)終助詞。新データの解析も各担当者が領域別に全データに渡って行い、DSSJの妥当性の検討及び日本語獲得の全体像(出版物の資料にもする。 今年度は、この日本語の発達指標の見直し及び評価の準備を行い、将来の標準化に向けて必要な整備を行った。 1、データ収集及び整備。3才〜5才の健常児の縦断データ(継続3名、新規2名)及び2才〜5才の横断データ(69名、そして更に言語発達障害児の横断データ(6名)を収集し、CHILDES形式での整備をはじめた。 2、CHILDESデータベースのHTML化に伴うフォーマット変更を既存データに反映させた。 3、形態素解析プログラムJMORのバージョンアップを行い、学習機能POSTTRAINで訓練させ、解析出力の質を上げた。 4、JMORに基づくDSSJプログラムをアプデートし、各種解析ツールを揃えた。
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Research Products
(13 results)