2006 Fiscal Year Annual Research Report
10代の性感染症急増下の日本における性教育の実態と課題に関する研究
Project/Area Number |
18330172
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Research Institution | Kagawa Nutrition University |
Principal Investigator |
橋本 紀子 女子栄養大学, 栄養学部, 教授 (20138530)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
広瀬 裕子 専修大学, 法学部, 教授 (40208880)
鈴木 幸子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (30162944)
篠原 久枝 宮崎大学, 教育文化学部, 助教授 (40178885)
田代 美江子 女子栄養大学, 栄養学部, 助教授 (40297049)
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Keywords | 学校教育 / ジェンダーと教育 / 性教育 / セクシュアリティ |
Research Abstract |
平成18年6月に第1回検討会議を開催し、本年度の方向性について検討し、以下の事項について決定した。まず、日本における性教育の実態を、学校における性教育計画等の調査および中学生とその保護者の性知識および性意識調査から明らかにすることとした。 また、この調査の予備調査を兼ねて、平成18年9月にはフィンランド調査を実施した。ヘルシンキ市周辺では、アルピラン中学校、フィンランド家族連盟、セキスポ財団、フィンランド・エイズ・カウンシル、女の子の家、青少年センターを視察し、資料を収集した。その後、フィンランド中部にあるユヴァスキュラ市に調査地を移動し、ユヴァスキュラ大学の学部長(ラッセ・カンナス氏)に会い、教員養成大学における性教育の内容等について聞くとともに、様々な資料収集を行った。フィンランド調査において、人口研究所で聞き書き調査を実施したオスモ・コントゥラ氏(首席研究員)から、14歳を対象とした全国的な性教育調査(性的健康知識調査)が毎年実施されていることを知り、その調査項目を入手した。この全国調査の国際比較を念頭におきながら、国内調査の調査項目についても検討し、12月には質問紙調査検討のための合宿(第5回会議)を行った。 そして、1月に作成された質問紙調査および各学校への依頼文書を、香川栄養学園実験研究に関する医学倫理委員会(女子栄養大学)に提出し、承認を得た(審査番号:第243号/平成19年1月31日付)。2月中旬には、全中学校数の半分にあたる5200校弱に郵送・配布し、3月上旬からは学校票の回収を開始した。回収したデータについては全体会議で検討中である。引き続き、生徒保護者調査も一部データを回収したが、現在も回収を継続中である。
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Research Products
(1 results)