Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桐谷 正信 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (90302504)
溝口 和宏 鹿児島大学, 教育学部, 准教授 (30284863)
山田 秀和 弘前大学, 教育学部, 講師 (50400122)
草原 和博 鳴門教育大学, 学校教育学部, 准教授 (40294269)
森田 真樹 立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (60340486)
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Research Abstract |
本年度は,アメリカ社会科におけるシチズンシップ教育の現代的意義を明らかにするという研究全体の目的を見通して,昨年度(平成18年度)の研究成果を生かしつつ各人が文献の収集・分析を行い,それぞれの研究を深めていくことに主眼を置いた。具体的には,次の5点にわたる研究を行った。 第1に,個人活動として,シチズンシップ教育に関する分析を深めた。来年度(平成20年度)の報告書作成に向けて,各人はシチズンシップの定義とプログラムの選定に努めた。第2に,全体活動として,研究会を開催した。平成20年1月12日(土)に東京で開催された研究会では,現地調査報告会と報告書作成の準備を行った。第3に,個人活動として,シチズンシップ教育に関する基本文献の収集・分析を行った。数多くの文献の中で特に個々の研究に直結する文献を選び出し,文献解題を行い,情報の共有化を図った。第4に,個人活動として,現地調査を行った。今年度は,溝口和宏・桑原敏典・橋本康弘・吉村功太郎・藤本将人の5名が渡米し,インタビューを中心とした調査を行った。そして,第5に,全体活動として,ホームページの開設準備を行った。ホームページに関しては枠組みはほぼ決定し,来年度早々に公表する予定である。 研究会における議論やメールを利用した意見交換の中で,社会科教育とシチズンシップ教育の関係性に関する理解の仕方が各人で異なることが明らかとなった。そこで,来年度は,この違いを明確にしつつ,最終報告書を作成することにより,われわれの研究的価値を高めていくことに留意していきたい。
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