2006 Fiscal Year Annual Research Report
児童・生徒のポジティブな特性を育む生活指導の心理学的研究
Project/Area Number |
18330191
|
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
青木 多寿子 広島大学, 大学院教育学研究科, 助教授 (10212367)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋ヶ谷 佳正 岡山大学, 教育学部, 助教授 (50252945)
宮崎 宏志 岡山大学, 教育学部, 助教授 (30294391)
|
Keywords | ポジティブ心理学 / 品性徳目教育 / 発達研究 / 生活指導・生徒指導 / ポスターの作成 |
Research Abstract |
本年度は、アメリカのCharacter Educationをベースに、児童・生徒の強さを育む生活指導のために、どのような特性を伸ばせばよいのか、また、どのような教材や教育方法が効果的なのかを検討するため、以下の研究を実施した。 (1)教材作成用の資料収集として、アメリカを2名で訪問し、Character Educationの実際の授業をノースカロライナ州の2つの小学校で視察、実践を担当しているスクールカウンセラー、学級担任にインタヴィユーした。そしてアメリカのCharacter Educationの考え方、授業の仕方、特に力を入れている部分などについて情報を得、ポスターを含む複数の教材を入手した。また、Character Educationの教員研修を実施しているBoston UniversityのCenter for the Advancement of Ethics and Characterを訪問し、教員研修会の実際、Character Educationの理念や考え方について質問し、資料を入手した。 (2)強さを育む特性についてデータを用いて検証する準備のために、VIA24、満足度尺度、希望尺度の資料を収集し、子ども向けの言葉に訳した。その際、VIA24は質問項目が大変多く、そのままでは使えないことも判明した。そこで改良版を作成した。来年の本格実施に向けて、現在は小4から中2年生までの600人程度に回答してもらい、質問項目を選定するためにデータを分析中である。 本年度の調査、研究を踏まえ、来年度は児童・生徒の強さを測定し、どのような特性が我々の作成した教材で育むことができるのか等の研究に取りかかる予定である。
|
Research Products
(7 results)