2007 Fiscal Year Annual Research Report
児童・生徒のポジティブな特性を育む生活指導の心理学的研究
Project/Area Number |
18330191
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
青木 多寿子 Hiroshima University, 大学院・教育学研究科, 准教授 (10212367)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋ケ谷 佳正 岡山大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50252945)
宮崎 宏志 岡山大学, 教育学部, 准教授 (30294391)
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Keywords | ポジティブ心理学 / 品性・品格教育 / 発達研究 / 生活指導・生徒指導 / ポスターの作成 |
Research Abstract |
本研究の目的は、アメリカのcharacter educationをベースに、児童・生徒の強さを育む生活指導を心理学的に研究することである。昨年度はポジティブ心理学の流れにあるVIA21(Peterson&Seligman,2004)をベースにした質問紙を開発し、加えてアメリカで品性教育の教材を入手した。 本年度は(1)ボストン大学の品格と倫理開発センターにお願いし、品性教育の見本となる学校を紹介していただき、品格教育を実践している学校を実際に訪問して資料を収集した。(2)全米で品性・品格教育優秀校を表彰しているCharacter Education Partnershipを訪問し、品性・品格教育の評価方法と新しい教材について資料を収集した。ここで訪問した学校の実践や取り組み、資料については、紀要にまとめて、今後品性教育に取り組もうとする日本の学校に様子を伝えられるようにした。 (3)日本の学校で来年度取り組む心理学的な実際の調査のための教材としてのポスターを7種類作成し、印刷した。すでに一部は発送を終えている。 (4)広島市内に、ポスター掲示による調査に協力していただく学校を小学校・中学校で合わせて11校探して研究依頼し、4月から協力していただけることになった。現在、詳しい段取りを交渉中である。 (5)品性教育の理論的枠組みについて、協力実践校に明確に説明できるように研究を進め、紀要にまとめた。 来年度は実際にポスターを掲示してもらい、作成した質問紙を用いて子ども達の規範意識の変化を調査する予定である。
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Research Products
(5 results)