2009 Fiscal Year Annual Research Report
生涯学習社会における数学的リテラシー構築のための開発研究
Project/Area Number |
18330192
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
岩崎 秀樹 Hiroshima University, 大学院・教育学研究科, 教授 (50116539)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
植田 敦三 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50168621)
馬場 卓也 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 准教授 (00335720)
山口 武志 広島大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (60239895)
二宮 裕之 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (40335881)
岡崎 正和 岡山大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (40303193)
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Keywords | 算数・数学教育 / 数学的リテラシー / 生涯学習社会 / 数学的モデリング / 数学化 |
Research Abstract |
4年間にわたる本研究の目的は、主として次の3点にある。第1は、形式陶冶の側面ばかりでなく社会的参加能力の側面からリテラシー像を策定し、その像の下で,現在の学校算数・数学の実際を批判的に考察し、同時にリテラシー形成のためのその役割や可能性を考えることである。第2は,第1の点をふまえながら、算数・数学教育において育成できる固有なリテラシーと、数学的リテラシー形成の基盤となる基礎概念を設定し、そのリテラシーを育成する数学教育の原理と方法を導き出し,算数・数学科でリテラシーを育てるモデル単元、カリキュラムモデルを開発することである。第3にその実践的検証は不可欠であり、理論と実践の相互照射の下で、「数学的リテラシー」の精緻化と教育実践の有効性を考察する。 研究の4年目にあたる平成21年度の研究成果をまとめれば,次の2点となる。 1. 4年目に当たる平成21年度には昨年度の科学教育学会第32回年会に引き続き、同第33回年会で自主企画課題研究を立ち上げ、「数学的リテラシーという視座からの数学教育の再検討」をテーマに、5編の研究発表を組織した。 2. 社会学的な視座から数学教育を研究するイリノイ州立大学のKen Clements教授とNerida Ellerton教授両名を招聘し、国際数学教育ワークショップを開催した。米国における数学的リテラシーに関する研究動向とともに、社会学的の視座から数学的リテラシー育成の基盤について協議を行った。
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