2007 Fiscal Year Annual Research Report
リンセットポイントを規定するセンサー分子の統御機構解明
Project/Area Number |
18390250
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
宮本 賢一 The University of Tokushima, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (70174208)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桑波田 雅士 京都府立大学, 人間環境学部, 准教授 (30304512)
瀬川 博子 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (70325257)
辰巳 佐和子 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, COE研究員 (80420545)
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Keywords | リン / ビタミンD / 肝臓 / グルコース / 腎臓 |
Research Abstract |
これまでリン代謝調節は、副甲状腺ホルモン(PTH)、ビタミンD、カルシトニンなどの古典的な骨代謝を中心としたカルシウム調節ホルモンの付随的な作用として行われると考えられていた。しかしながら、我々は、脳室、消化管、骨および腎近位尿細管を中心とした、リン調節系を担う新たなリンセンサー蛋白(Growth-related Na/Picotransporter,type IIc)とその下流の存在する新規リン代謝モルモン(FGF23, Staniocalcin, PHEX, Klotho etc)の生理作用、さらに細胞外に反応するリン応答転写因子(Pho4,TFE3)を発見した。本研究期間にリン代謝調節機構の中核をなすリンセンサーによるリン感受機構の全貌を解明すること、さらにリンセンサーからのシグナルを伝える新規リン代謝ホルモン群(PHEX, FGF23とKlothoの相互作用)の機能を明らかにすることで、新しいリン代謝系を司るネットワーク分子によるシグナル伝達系の解明を目指した。平成19年度はリンセンサー(NaPi-IIc)ノックアウト動物のミネラル代謝異常について解析し、骨細胞におけるFGF23およびDMP-1の発現異常がカルシウム/リン代謝異常の原因であることを明らかにした。さらに、NaPi-IIa/NaPi-IIcのW-KOダブルノックアウトマウスの解析から、脳室内のカルシウム/リン代謝に関与するklothoの過剰分泌と、脳室内リン濃度の低下が確認された。これらの異常は全身のリン代謝異常の原因である事を明らかにした。また、W-KOマウスに観察されるクル病/骨軟化症の発症原因と腎尿細管リン輸送異常との関係を明らかにした。
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Research Products
(46 results)
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[Book] からだの科学2008
Author(s)
伊藤 美紀子
Total Pages
86-90
Publisher
分子栄養学的アプローチによるテーラーメイド予防
Description
「研究成果報告書概要(和文)」より
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[Book] 日本医師会雑誌特別号2007
Author(s)
宮本 賢一
Total Pages
S104-S105
Publisher
Caの異常[成人]
Description
「研究成果報告書概要(和文)」より
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