2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18402031
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
中道 仁美 Ehime University, 農学部, 准教授 (30254725)
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Keywords | 社会学 / 地域政策 / 条件不利地域 / 住民参加 / EU / スウェーデン / イタリア / 地域活性化 |
Research Abstract |
研究計画に従い、12月14日〜30日までスウェーデンで調査を行った。研究協力者の長野大学大野晃教授、スウェーデンに留学中の札幌学院大学小内純子教授とともに、昨年に続いて2箇所で現地補充調査、資料収集を行った。特に、自治会を中心に補充調査を行った。また、北海道の雪祭りからヒントを得て、地域活性化の著名なモデルとなったキールナ地方のアイスホテルの調査を行った。 3月12日から22日までイタリア調査を行い、ミラノ大学でレーキ教授に面接した後、1970年に山岳共同体発足当時、教授が行い、文献に書かれた地域活性化の事後調査を、北部ヴァル・デ・サッビアの山村で行った。また、北部山村の地域活性化研究所を主宰するカラブリア大学のフォンティーノとジェノバの会議に出席し、意見交換をした。イタリア地域活性化の新しい動きであるスローシティについて、本部機関での調査を行った。 研究協力者とは平成19年6月、東京において研究会議を開催し、調査についての検討を行った。 研究の一部をなすイタリアスローフード運動に関連した論文を発表した。 EUの地域政策は、国ごとにその適応が異なり、国の中でも県により教策が異なる。イタリアとスウェーデンでは、住民の参加の仕方が異なり、受け入れる政策が異なっているのもわかってきた。
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Research Products
(1 results)