2009 Fiscal Year Annual Research Report
東南アジアの地球資源ポテンシャル評価と統合解析システムの構築
Project/Area Number |
18404020
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
渡邊 公一郎 Kyushu University, 大学院・工学研究, 教授 (10182916)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今井 亮 九州大学, 大学院・工学研究院, 准教授 (90223304)
横山 拓 九州大学, 大学院・理学研究院, 教授 (20136419)
小林 哲夫 鹿児島大学, 理学部, 教授 (70112430)
三谷 泰浩 九州大学, 大学院・工学研究院, 准教授 (20301343)
高橋 亮平 九州大学, 大学院・工学研究院, 非常勤研究員 (10396286)
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Keywords | インドネシア / ジャワ島 / 地球資源データモデル / ジョグジャカルタ盆地 / タイ北部 / レアアース資源 |
Research Abstract |
研究計画の主要なテーマはインドネシアのジャワ島をモデル地区とし、特に金資源データ集積、金鉱床地域の小規模マイニングによる水銀汚染調査など種々の地球資源データ、環境地質データの集積と地球資源データモデル・データベースの構築を実施し、成果の公開が進められてきた。期間中に他の研究予算も含め渡邊が4回、今井が5回、高橋が1回,米津が1回、ジャワ島あるいは東南アジアの他地域における下記のようなフィールド調査を行った。また、研究室の学生を、延べ6名現地に派遣した。また、各研究サブテーマについて化学分析などの室内実験を実施した。 (1) インドネシア・東ジャワ金・銅鉱徴地の資源調査:ジャワ島東部の熱水鉱床について現地フィールド調査や試料採取を行い、また室内においてX線回折分析、蛍光X線分析、原子吸光分析、ICP分析、顕微赤外分析、流体包有物均質化温度測定などの諸分析を行い、鉱床成因を検討するとともに資源情報の集積を行った。 (2) インドネシア・バリ島の地熱地域の地化学徴候調査:比較的アクセスが容易なバリ島中央部のブラタンカルデラ内の地熱地域について現地調査や試料採取を行い、年代分析と全岩化学組成の測定により火山活動史の解析を行った。また室内においてX線回折分析を実施し、変質帯の広がり、水理系などを含む地熱系の評価を行った。 (3) タイ北部のレアアース資源調査:タイ北西部の重希土鉱床について現地調査や試料採取を行った。この結果、新たにレアアース資源のポテンシャルが判明した。一部の地域では花崗岩風化殻にレアアースが濃集する地域が認められた他、表層地下水のpH条件と吸着鉱物が作用した濃集メカニズムの手がかりが得られた。
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Research Products
(6 results)
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[Presentation] Characteristics of gold prospects at Trenggalek, East Java. Indonesia2009
Author(s)
Shingo, Y., Imai, A., Takahashi., R, Watanabe K., Harijoko, A., Warmada, I.W., Idrus, A., Phoumephone, P.
Organizer
資源地質学会第59回年会講演会
Place of Presentation
東京
Year and Date
20090624-20090626
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