2007 Fiscal Year Annual Research Report
Ajaxによる日本現存朝鮮古書印影写真画像データベース検索ツールの研究
Project/Area Number |
18500079
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
高井 正三 University of Toyama, 総合情報基盤センター, 教授 (80206705)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤本 幸夫 麗澤大学, 大学院・言語教育研究科, 教授 (70093458)
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Keywords | WebDB情報システム / Ajax技法 / 古文書DB / 画像検索ツール / Unicode入力支援ツール / 検索語類推表示ツール |
Research Abstract |
本研究の目標は,刻手・印影画像と古文書の写真画像をデータベースに組み込込めるようDBシステムを再編成し,Ajaxによる画像データベース検索ツールを研究開発することであり,今年度は以下の手順にて研究を進めた. (1)印影画像の切り出しとAjax用の画像の細分化の実施:印影は原文画像との重なりが多く,入力した原文画像からの切り出しが困難であること.絵画に多く押印されている印影については,逆に日本現存朝鮮古書との関連が困難なことが判明しため,印影画像の切り出しを止め,先ず藤本幸夫氏が蓄積した刻手名のデータベースを作成した.(2)Ajax技法の研究:Ajax技法によるUnicode入力支援ツールは完成したので現行の月本現存朝鮮古書データベース・システム(DOKB)に組み込み,実際運用を開始した.(3)Ajax技法による画像検索ツールの作成:原文画像データベース・システムは,システム開発工数の約7割を終了した.(4)現行DOKBシステムの再編成と画像データの追加:現行DOKBシステムは冊子目録の作成によってデータがS-JISに逆戻りしたため, UTF-8への変換を99%完了し,再編成を待つ段階である.画像データベースはメタ・データが完成しており,新規システム開発の完了待ちである.(5)Ajaxによる検索語推測システム開発:ツールは完成し, DOKBの再編成を待ってXMLデータベースを完了する段階である. 研究成果は「Ajax技法による日本現存朝鮮古書DB入力支援と画像DBシステムの開発」という論文を富山大学総合情報基盤センター広報Vb1.5に公表した. Ajax技法の有効性を探るため,第31回国際化Unicode会議に出席し,DOKBシステムに関するレビューと意見交換を行った.
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Research Products
(2 results)